本日の夕方、お通夜をお勤めさせていただくこととなりました。
長年、ご夫婦で力を合わせ、お店を切り盛りしてこられたご主人です。
今年の誕生日に、ご家族へ「じいじ、84歳、いい人生だった」と告げられたそうです。
私も生前、何度かお会いする機会がありました。 初めてお目にかかったのは、もう7年ほど前、ご親戚のお通夜の席でのこと。「住職さんは分かりやすいお話をなさる」と声をかけていただいたことを、今でもよく覚えています。
ご家族をはじめ、顔なじみだった常連のみなさんも、寂しく思っていらっしゃることでしょう。
自宅にある「静」という文字が書かれた書を、大変お気に入りだったそうです。
「静」という漢字の「青」には自由や平和という意味があり、「争」には争うだけでなく、それをいさめるという意味が含まれています。「静」という文字には、争いのない自由と平和への願いが込められているのだろうと思います。
「自分が亡くなったら、墓石に『静』の文字を彫ってほしい」
ご家族にそう願っておられたとお聞きしました。私からも、ご法名に「静」の一字を入れさせていただきました。