お寺の蓮が咲きました

朝、境内の蓮が咲いていました。境内の蓮の甕は4つあります。次々に咲いてくれることでしょう。

6月も今日で終わり。今年も半年が過ぎようとしています。

「ただいたずらに明かし いたずらに暮らして 年月を送るばかりなり」と蓮如上人がおっしゃる通りなのです。

それでも、毎日、ここにブログを記していると、その日その日の出来事を思い出したり、ああ、次はこうしなきゃと思うこともあります。

おかげさまで7月で私も一つ歳を重ねます。あまり抱負や目標など持つタイプではありませんが、ブログ更新だけは途切れないようにしますので、これからもよろしくお願いします。

生活保護の申請に同行して

坊守です。

今日はナモのご飯を切らしたので、急いで仕事をやっつけ、はやく帰らねば、と思っていました。が、住職から届いた写真に口元がほころびました。

野良猫シマ氏用のご飯を分けてもらい、内と外で仲良く食べているではありませんか。

きょうは「どうしたらどんな人でも安心して暮らせる空気が、わたしたちの社会につくれるんだろうか?」
と、真面目に(珍しく!)考えることがありましたので、2匹の姿によけいにホッとさせられたのかもしれません。

半年前から、職場でとりくんでいる困りごと相談の延長で、ある役場の福祉の窓口にいきました。
お年で仕事を引退したものの、年金だけでは足り苦しくて困っていた方の生活保護の申請に同行しました。

カラダを悪くされたのでアルバイトもできず、でも、この制度への抵抗感があり…というので、窓口に行まで何ヶ月もかかりました。収入や家族関係をみれば、はよ手続きされたらいいのに、と傍目に思っていたのですが。

でも、窓口に行くと、やっぱり他の行政サービスと比べて違うなと感じます。
2008年の年越し派遣村の頃から、申請を手伝っていますが、親切とは言いがたい対応に何度も遭遇。
「この制度は、最低の制度ですが使うんですか?」と、言い放った東京某区、「忙しいので今日は手続きできません」と、仕事も家も失った人を路上に帰そうとした事務所、印象に残っているシーンは色々ありますが、今朝の職員さんも、「世間の目は生活保護に厳しい」という話をとうとうとされました。
千円札1枚しか入っていない財布や、残高がわずかな通帳を見てもなお、相談者を悲しくさせる言葉を投げるのは、なぜなんだろうと思います。

対人援助はストレス多く、きつい仕事だと思いますけれど、誰かの人生のピンチに再起を手助けする仕事なんてそんなにざらになくて、見方を変えれば、やりがいのある素敵な仕事だと思うのですが、どうなのでしょうか。
「生活保護の必要な人が10人居たとしたら、2人くらいしか実際の利用につながっていない」というのが日本の現状です(日弁連調べ)

困った時はお互いさま、いま困っている人の過去は問わない、そういうのが普通になればいいのにになあ

続々・蓮の観察日記

ついに泥水の中から蓮のつぼみがあらわれました。我が家の蓮は咲いてくれそうです。

お寺の境内の蓮の方は、まもなく一つ目が咲くことでしょう。

池中蓮華 大如車輪 青色青光 黄色黄光 白色白光 赤色赤光

池に咲く大輪の蓮は、それぞれがそれぞれの色で輝いている。

優劣や損得、上下、性差といった違いを浮き立たせて対立したり、排除したりする有様は、ほんとうのいのちの世界とは違いますよと蓮の花は私たちに教えてくれるために咲くのではないでしょうか。

 

山の清掃日

愛宕山の山頂から岩井集落をのぞむ

町内会の組長ミッションで早朝、山の草刈りに。「法を聞けよ」と山のウグイスが鳴いていました。

そのあと午前中に法事が2件とあわただしい日曜です。お聖教(しょうぎょう)をいっしょに読まれる方も多く、気持ちが入りました。

この勢いで午後は草に覆われた西法寺農園の草を抜きましょうか。

コロナワクチン接種の案内

コロナワクチン接種の案内が町から届いていました。町内在住の40〜59才に案内を郵送したと防災無線でのお知らせが昼にありました。

案内書に沿ってインターネットで予約し、来月12日に接種することになりました。

デルタ株をはじめ変異株の広がりがみられる中、引き続く感染予防とワクチン接種、検査の拡大による無症状感染者の保護が重要です。

ワクチン接種はまだ先なのかなと思っていたので、案外早く機会が訪れました。岩美町の対応がはやいのかもしれませんね。感謝。

シマちゃんの昼寝

配り物を終えていったん家に帰ってみると、中庭にシマちゃんの姿が。石の上にいるのがわかりますか。だんだんと体勢が崩れていきました。

雨風をしのぐ場所を提供することを房舎施(ぼうじゃせ)といいます。

きょうは蒸し暑いので、石の上を避難場所にして涼んだのかも。それとも、キレイになった中庭を見学するためにやって来たのかな。

ミヤンマーに平和を

本日、夜6時から8時まで、全国各地の寺院・教会・神社が、宗教を超えて
ミヤンマーの平和を願い、オンラインでつながります。
奪われていった尊い命を追悼し、平和を求める民衆に連帯して祈ります。
(以上、呼びかけチラシより引用)

主催は、「ミヤンマー 祈りと平和ネットワーク」(カトリック・プロテスタントキリスト者有志・仏教各宗派有志による集まり)

古民家の中庭の剪定(2)

作業前↓

作業終了↓

夏に向けてスッキリしました。伸び放題の頭から、思い切って丸刈りにするくらいの剪定をしていただきました。

風通しもよくなったし、白壁の蔵がよく見えるようになりました。

私も一日お手伝いしました。疲れたー。

ということで、今日はこの辺りで失礼します。

古民家の中庭の剪定

お寺から歩いて数秒。住職と坊守の住む古民家の中庭を業者さんが朝から剪定中です。

剪定前↓

剪定中↓

業者さんによると2日がかりの作業になるそうです。プロは思い切ってバッサリと。素人にはなかなかできません。すっきりとした中庭になると風通しもよくなりそう。

梅の木についたコケは住職がたわしで擦り落とし中です。落とすと木が元気を取り戻すそうです。

白っぽく写っているのがコケです。木の表面を広く覆っていたのですが、大部分は取れました。

前の家主さんが手を入れていた庭です。キレイに再生して、みなさんに見ていただけるとような庭にしたいところです。

続報は、またあした!

暮らしに困るお年寄りが増えている

先日のこと。
あるご門徒さんと話をしている中で年金のことが話題になりました。
その方は国民年金の受給者です。月約6万数千円の受給です。
「働いていた頃の貯蓄を崩して生活している。長生きすればするほど、子どもらに残せるお金が減っていく」と半ばボヤいておられました。

私も国民年金加入者です。サラリーマン時代の2階部分がなくなったので、このままでいくと受け取れる金額は年間に120万円ほどのようです。うーん。人ごとじゃないわけです。

きょうは郵便局で国民健康保険料を納めてきましたが、収入の割に保険料の高さといったら唖然とします。国民年金保険料も月1万6610円かかります。

新聞で読みましたが、国の『高齢者白書』によると、暮らしに「困っている」「少し困っている」と答える日本の高齢者の割合は33.8%にも。アメリカ22.1%、ドイツ21.4%と比較して10ポイント以上も高い結果です。

この背景には、低年金があるのでしょう。

高齢者の方が、生きがいのためでなく、生活のために働かざるを得ないのが日本の現状です。

来年10月からは、単身世帯で年収200万円以上、夫婦世帯では合計年収320万円以上の高齢者(75歳以上)は病院での窓口負担がこれまでの倍になります。政府はこれによって医療費給付が1050億円減ると見込んでいます。要するに受診抑制が起こることを折り込んでいるわけです。

現役世代の保険料は計算上、月30円ほど安くなる可能性があるそう(苦笑)

負担増を強いると、平均寿命が下がるというデータを明らかにされている専門家もいます。

長寿を喜べない社会にしてはいけないと強く思います。