わかめ塩焼きそば

網代のなだばたさんで昼食です。わかめ塩焼きそば定食。11月7日までの限定メニューだそうです。

どこが単語の切れ目かと言うと、わかめ塩+焼きそば、となります。

わかめと塩を合わせたわかめ塩が商品化されているのです。

塩味なのであっさりしています。彩りがあって見た目もいいですね。わかめ塩をまぶしたおにぎりがヒットかと。これ、テイクアウトであったらいいかも。

昨日は50人のお客さんがみえたそうです。

NHK「小さな旅」効果なのかもしれませんが、一度来てみると二度、三度と来たくなるところだと思います。

では、食後の言葉を

尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝につとめます。おかげでごちそうさまでした。

世間はまさに狭いのです

坊守です。
色んなイレギュラーな仕事が飛び込んできて、あいかわらず右往左往、アップアップな毎日です。
楽しみは、住職の手料理…という話は置いておいて、今日は会議のハシゴ中、思いがけないことが浮上しました。
会議室から出てみると、若手の職員くんが待っていて「大した話じゃないんですが…」と、声をかけるのです。
「どした? 悩み相談か?」と、構えましたが、予想外でした。
「ボク、●●寺の甥っ子なんです」
なんと、鳥取にUターンして以来、お世話になりっぱなしのお寺の名前が出たのです。

伯父さん家で、西法寺通信を見たら、私の顔があったので気づいたとのことです。

世間は狭くて言葉もありませんが、とにかく、雑多な業務の合間にも、こんな嬉しい話題が紛れこんでくれて、幸せだなぁ、と思うのです。
「これからは、歳の離れたお姉ちゃんと思ってな」と、声をかけましたが、いや「叔母さん」で良かったかも…と、思ったりして。

さあ、帰ります。

「身の丈」発言にふれて

先日、あるお宅に法事でうかがった際、仏壇の隣の柱に、お孫さんの背の高さをマジックで書いたあとがありました。

年々大きくなっていく姿を書き込み、それが子どもさん、ご家族の喜びだったのだろうなあ、仏間はみんなが集まる場だったのだろうなあと思いながらしばらく眺めていました。身の丈を測ることが成長の証だったのでしょう。


ところが、「身の丈に合う」という言葉になると、使い方を間違えると上から押さえつける言葉になってしまいます。

萩生田文科相が、「身の丈にあった」という言葉を使ったことが問題になっています。


民間の英語の試験を2回受けることができ、その結果が大学入試試験に反映されるということですが、受験料は高いもので2万5千円、大都市が想定されている試験会場までの旅費・宿泊費などもかかります。導入予定は2020年度からです。

不安が広がる中で、責任者が「身の丈にあった」と文科相がいうのです。お金のない人はそれなりに、ということ以外に受け取りようがありません。


力を伸ばして人生を切り開いていきたいという若い人たちの願いを応援するのが、大人の役割では。

みなさんはこの発言、どのように思われましたか。

ご本尊を背負った薫玉堂さん

先週、釋徹衆さんと弁護士の大平光代さんの対談本『この世を仏教で生きる』を読みました。発売されたのは数年前ですから、新刊ではありません。

釋さんがこんな話を紹介しています。

「西本願寺の前に薫玉堂という有名なお香屋さんがあります。名字は負野(おうの)さんです。負野さんのご先祖は、本願寺が大阪で戦ったり、その後転々と寺基が移転した際に、ご本尊を背負って歩いたためにこの名字になったらしいんですよ」

本山の前にあるお店だとは知っていましたが、このような歴史があったとは。

一昨日の本山参拝の折に、薫玉堂に立ち寄りました。そして、今日の朝、都合で旅行をキャンセルされたご門徒さんにお土産としてお渡ししてきたところです。

お店の紙袋も捨てがたいデザインです。

天橋立にて

京都ツアー2日目は、日本三景の一つ、天橋立へ。

遊覧船に乗り、天橋立を横から眺めました。

カモメたちはかっぱえびせんがお好きなようです。

合間に元漁師さんたちから昔の苦労話を聞きました。

木造の小さな船で波をバサーン

トイレ風呂なし

雨水が入ってきて、ごはんはお茶漬けみたいになる

海に落っこちてしまうこともあり、トイレがつくようになったのだとか。

みなさん懐かしそう。

いま船はコンピューター制御、風呂もトイレもあり、ずいぶん楽になったそうです。

「一日乗ってみりゃわかるが」と体験を勧められましたが、ちょっと厳しいかなぁ。

西本願寺にお参りしました

19人で岩美町を朝でて、先ほど西本願寺にお参りしました。

本山に着くと受付には中央仏教学院でお世話になった年下の先輩が。級友の一人は職員として働いていました。

一番驚かされたことは、僧侶になりたいと学校に来た方が、そこで出会った方と結婚することになり、お寺に入ったということ。

一年半も間が空くとさまざま変化があります。

お寺の旅行とはあまり関わりのないことですが、常はないんだなと思わされる出来事でした。

週末は京都へ

坊守です。

あすあさっては西本願寺参拝を兼ねたバスツアーです。
大人の遠足?ということで、住職とオヤツ袋を作りました。こんな作業は楽しい作業。


山盛りに見えたお菓子も、小分けするとコンパクトに。
あんまり沢山詰めると、昼ご飯や夕ご飯に響きますから、気をつけなければ。

縁こそお寺の財産

午前中、町内のスーパーで買い物をしていると、「西法寺さんですか?」と声がかかります。先日のチャリティーコンサートに友人から誘われて初めて参加れた方でした。「とても楽しかった。また来年も参加したい」とのことでありがたく思うのでした。大須賀ひできさんはじめ出演者のみなさんにあらためて感謝です。

考えてみると、こちらに帰ってからの一年半でたくさんの方と知り合うことができました。関係の濃淡はあったとしても、お寺というのは、実にさまざまな方と縁をむすぶことができる場であると思います。

思いがけず声をかけられたことに気を良くしたわけですが、それは長年、地域とともにお寺があったからこそのこと。こういうことを財産っていうのでしょうか。溜め込まずにどんどん運用せねば。

子ども食堂の話をうかがう

湯梨浜町にある香宝寺さんで研修がありました。

山口県長門市の浄土寺住職・荻隆宣さんを講師に、子ども食堂の実践を聞きました。

長門市は人口33649人、小学生約1500人、中学生約800人。年間婚姻数93件、離婚数45件、小学生の貧困世帯数は教育委員会調査で235世帯とのことです。

きっかけは、荻さんがPTA役員を勤めていた小学校での出来事。昼食を何人分も食べる児童さんがいて、それへの対応から始まったそうです。

その児童さんは父子家庭で、お父さんは仕事が忙しく、1日の唯一の食事が給食だったことが分かったのです。

その家庭に、門徒の方から供物としてお寺に預かったお米、ノリを届けることをはじめたそうです。

困っている家庭に仏様のお下がりを届ける活動から始めてみると、他にも困難を抱えても我慢している子どもたちの姿が見えてきます。周りの人からも「子ども食堂を」の声が上がり、毎月最終土曜日の夕方4時半から7時まで、市内にあるお寺を会場に、2017年11月にスタート。1回目に58人が参加。最高で155人きたこともあるそう。

名称は深川ルンルン食堂。

「子どもたちに『一人じゃないよ』と知って欲しい」と荻さん。子どもたちはみんなで一緒にご飯を食べ、あとは鬼ごっこ、かくれんぼをして遊んでいるそうです。

子ども食堂のためにと野菜を作るご門徒さん、食材を提供してくれる地元企業、教育委員会などさまざまな形のサポートも。そうした方々から、「お寺なら安心して任せられる」と声がかかるのだとか。

いい話を聞かせていただきました。

網代の遊歩道

午後、法要を勤めたあと、網代の遊歩道を歩きました。

スタート地点から灯台までの往復。約1時間かかりました。涼しい気候ですが汗だくに。いい運動になります。

このコースを歩いたのは初めて。網代神社を裏から眺めると絶壁に立っていることを知りました。

物事は一面だけから見ているのではダメですね。

千貫松島に近づく遊覧船

網代〜鴨ケ磯〜城原海岸は片道2.7キロ。こんどは通して歩いてみようと思います。

山陰海岸の絶景が望めます