
今日で10月も終わりです。
日中は四十九日の法要、そして納骨がありました。先月、葬儀が3件あり、すべて今月に四十九日・納骨となりました。
私は田後・網代のお墓から眺める海が好きなのです。きょう海を眺めながら、『正信偈』というお聖教にある、「如衆水入海一味」(にょしゅうしにゅうかいいちみ)という偈文を思い浮かべました。「どの川の水も海に入ると一つの味になるように、等しく救われる」という意味です。
親鸞聖人も、海を思いながら偈文を練り上げていかれたのでしょう。
ここから眺める風景が好きなのは、景色がいいということに加え、大きないのちのながれのなかに、みなかえっていかれたのではないだろうか、という気持ちになれるからなのです。