マーガレットを植えました

お世話になっている業者さんに網代道場にきてもらい、庭木の剪定の事前相談。作業は明日。私も終日、ごいっしょします。この状態がビフォーです。

そして、花壇にはマーガレットを3株植えました。きれいな花を咲かせてほしい。

昼ごはんは「なだばたカフェ」へ。写真撮り忘れました。顔なじみの店長さんとひとしきり談合しました。その話は機会があればまた。そして午後は習字教室へ。

今日と明日は網代デーですね。

10月を前にして


本日は朝から会計作業、法事のお参りのお礼葉書などなど事務作業をしています。その合間に本を読んだり、ここ何日間かの新聞をパソコンで眺めたりしています(私はインターネットで新聞を購読しています。紙の方が読みやすいと思うこともありますが)。

新聞に目を通していて、記録・記憶しておかなければならないことがありました。
8月にコロナで在宅死した方は250人にも上りました(警察庁発表)。
9月1日時点で、自宅療養者は実に13万5000人にも。
6月16日に国会は閉じました。コロナ対策に専念するために立候補しないと表明した菅首相は、臨時国会さえ開催しませんでした。

今日は自民党の総裁選挙の日。候補者の発言や動きをひたすら垂れ流す報道ばかりのようです。ほとんどニュースを見ることはありませんでしたが、それでも情報が入ってくるので、メディアは相当踊らされたのでしょう。

「世界のニュース」を朝見ていると、この数日の話題の中心はドイツの総選挙です。社会民主党が第一党に、そして環境政党の「みどりの党」が大きく得票率と議席を伸ばし、キリスト教民主同盟(メルケル首相も所属)抜きの政権ができるのか、注目されています。「みどりの党」からは2人のトランスジェンダー女性(男性として生まれ、女性として社会生活を送る人)が初当選したそうです。

公共放送のZDFの出口調査によれば、有権者の46%が環境保護を最も重要な課題と答えたそうです。第一党となった社会民主党は、環境保護のための財源として富裕税を提唱し、「社会的公正」として、時給12ユーロ(日本円で1500円)を掲げました。「みどりの党」は、18歳から29歳までの得票率が22%にのぼったそうです。

ドイツでは、メルケル首相への支持は低くありませんでしたが、若い有権者が政治の変化を求めたということがいえるのかもしれません。ドイツでは温暖化の影響とも考えられる7月の大洪水で、220人以上がなくなっています。

明日で9月も終わりです。
緊急事態宣言とまんえん防止等重点措置も解除されます。
備えを怠れば、また「第6波」に襲われる可能性もあるでしょう。

そして10月には新しい首相も選出され、総選挙も近づいてきます。補足すると、わが岩美町の町長選挙が11月にあります。

書いていて思い出したのですが、2009年の総選挙、当時の民主党は、「政権交代」という赤い見出しのマニフェストを掲げました。私も街頭で受け取って、「これはウケるだろうなあ」と思ったことがあります。投票率が大きく伸び、無党派の人たちの期待を集め民主党政権が誕生しました。

その当時の熱気とはずいぶん違いますが、コロナを体験した私たちは、政治のあり方が生活に直結することを高い代償を払って教えられているのかも知れません。公的役割が後退していく中での奪われた命があったことは冷厳な事実です。

私たち大人が何を選ぶのか、問われる秋になりそうです。

網代道場にて

9月、2回目となる網代道場の草刈りに来ました。やっと写真でお見せできる状態に。庭木も相当な伸び具合になっています。これは業者さんにお願いしたほうがいいかもしれません。

ついでに花壇も土を掘り起こして、目に見える笹の根をとりました。放っておくとすぐに笹ばたけになってしまうのです。

そして復活した皇帝ダリアは、どうなっていくのでしょうか?

何か忘れたと思ったら蚊取り線香がない! 蚊に襲われながらの作業です。

生活相談に同行して

坊守です。
きょうはボヤきです。
週のスタートなのに力を使い切って帰宅しました。体力より、気力のメーターがダウンしたのであります。

生活に困った時に使える制度の少ないこと…。
コロナ禍を受けて、職場で困りごと相談にとりくんでいるお話はここで何度かしました。
9月は、家に食べるものがなくて…という方が複数出て、フードバンクを案内したのですが、きょうも相談に同行。

それで、最初のボヤキになりました。

急な病で生計を担っていた人が働けなくなって、家計がピンチに陥っても、カバーしてくれるモノがあまりにもありません。

生活保護は最低生活費のラインが低くて、急場凌ぎにはなりにくい。緊急の小口資金は? というと「年金を受けている人は利用できない」と説明されてしまいました(これがいったい全国統一ルールかどうか調べないと分かりません)。

とりあえず、相談員には困っていることが伝わったので、支援を続けます。

ひとりひとりの人間を支えるのは、小さい猫の子を拾うように簡単にはいきません。長い人生、どんなピンチに遭遇しても安心して生きられる仕組みが必要だなあ。ホンマ。

お寺の勉強会

今日は2カ月に一回のお寺の勉強会の日です。住職ふくめて8人の参加でした。

親鸞聖人が書かれた「正信念仏偈」の最後の回。3人の高僧方のお話です。

中国浄土教の大成者、善導大師。『往生要集』を記し、地獄ブームを巻き起こした源信和尚、そして親鸞聖人の師匠・法然聖人についてお話ししました。

話の後の交流の際、「話を聞いても忘れてしまうんですよ」とおっしゃる方がありました。私からは蓮如さんが、そういう質問に対して、「かごを水につけよ」と答えられたことを紹介しました。覚えようとすることは穴のあいたかごで水をすくおうとするようなもの。教えのなかにただ身を浸す、かごを浸すような気持ちでいたらいいのでは、ということです。

たとえ忘れてしまうことがあったとしても、今日は有意義だったなとか、また聞いてみたいなという気持ちになっていただけたら、そして、次もまたお寺に行ってみようと思っていただけたらありがたいですねとお話ししたのです。

あとから思ったのですが、「忘れてしまうあなただからこそ、助けないわけにはいかない」とはたらきつづける阿弥陀さんに、だからこそ頭が下がり、念仏が口から思わずこぼれ、手が合わさるのかもしれませんね。

次回は11/28です。

彼岸のお勤めが続きます

「忙しさの中で、故人のことをなかなか思い返す時間がありませんでした。今日は、その機会になりました」法事の後、施主さんが、そうおっしゃいました。


「義母が亡くなってから7日ごとの法事で、前住職さんが『しんらんさま』を歌われて。当時はまだ幼かった私の孫たちも覚えて、いっしょに歌いました」そんな思い出話をうかがいました。


「住職さんと同級生の娘が、『どんなお坊さんなの?』って聞くですが。私は、『話の上手な方だで』と言っているんです」それはなんとも恐縮です。


今日の法事の際にうかがった話です。生後2カ月の赤ちゃんがお参りされた法事もありました。


コロナ以前から仏事は縮小傾向にありますし、それに拍車がかかっていますが、人は人とのつながりのなかに、そして記憶を大切にして生きるものだと思います。法事はそのことを教えてくれる儀式です。


改めて教えられた1日なのでした。


明日も法事、そして午後はお寺の勉強会もあります。


がんばれ住職(笑)

きょうは世界気候アクションの日

スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんをはじめ各国の若者が呼びかけた地球温暖化対策を求める世界規模の行動が本日行われています。

世界気候アクション 私たちが求めること

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、2030年までに大気中への温室効果ガスの排出を2010年比で45%削減し、2050年までに実質ゼロを達成できないと、世界の平均気温の上昇を産業革命前に比して1.5度までに抑え込むことができないと警鐘を鳴らしてきました。さらに、8月9日、人間が地球の気候を温暖化させてきたことに「疑う余地がない」とする報告を公表しました。

新型コロナをはじめとする世界的な感染症の流行にも、環境破壊、温暖化がその背景にあると考えられています。

若者たちがいっているように、「見て見ぬふりはもうできない」のです。

同時に日本の場合、CO2排出は発電所39%、産業部門25%です。石炭火力や原発にこだわっている政治のスタンスが変わらないことにはどうにもならない課題でもあります。

自身の生活を見直さないといけません。仏教には「少欲知足」との言葉もあります。

この秋には総選挙があります。大きな争点にならなければおかしい事態に私たちは直面していると思います。

お寺の勉強会に向けて

次の日曜はお寺での勉強会があります。親鸞聖人が書かれた『正信念仏偈』を3回に分け、その内容をお話ししています。

「仏教にふれるとしあわせな気分になれます」とあるご門徒さんがお話しでした。不幸せな時間にしないよう、朝からパソコンの前に座っています。

解説本もたくさんありますが、いちばん見返すのは中央仏教学院で先生からいただいたプリントと当時のノートです。意味もわからずとにかくノートにとっていたことが、今になって力になります。

いやいや、ありがたいなぁと思いつつ、一夜漬けのような準備をしています(汗) ふだんからもっとやっておかないといけないな、と前回の勉強会の直前にもここに反省を記した覚えがあるのですが、、、。

入仏のお勤め

午後は入仏のお勤めがありました。今日、届いたばかりの新しいお仏壇に、古いお仏壇からご本尊を移してのお勤めです。この機に過去帳も新調されました。

古いお仏壇は先々代から受け継いできたそうです。痛みも目立ち、今後、また次の世代に受け継いでもらうために、買い換えたそうです。

いっしょに手を合わせ、しばし読経しました。

「新しくなっていいですわー。だけど、テレビを見る時間はあるのに、ロクに手をあわせてないです」とご門徒さん。「ご自分で買われたんですから、お給仕しがいがあるんじゃないですか」と私。お寺から『新・仏事のイロハ』をお祝いにプレゼントしました。

新しいお仏壇、どうか大事になさってください。

墓前でのお勤め

朝から夏が戻ったような暑さです。

この度、お墓を改修されるご門徒さんといっしょにお参りしました。墓地は岩井集落の外れ、山の斜面にあります。

お墓の正面には「南無阿弥陀仏」と刻まれています。建碑は昭和33年とあります。当時のご門徒さんは念仏者だったのでしょう。墓石も少し丸みを帯びた、あまり見かけたことのない形をしています。どことなく、うちのお墓にも似ています。古いお墓の形なのでしょうか。

現在は若いご夫婦が家を継がれ、お墓も守っていかれるとのこと。

お墓から帰ってきたら、汗びっしょり。

お墓参りの方は熱中症に注意しましょう。