親鸞聖人のご生涯を学び直す

朝は住職部屋で仕事をしながら、サッカーの日本対スウェーデン戦を観戦しました。部屋にテレビはありませんが、インターネットの無料配信のおかげでリアルタイムに観戦できました。同点に追いつかれてからは防戦一方となりましたが、キーパーの好セーブにも助けられ、なんとか引き分けで試合終了。決勝トーナメント初戦の相手はブラジルに決まりました。30日の深夜キックオフとのこと、果たして起きていられるでしょうか。

日中は、日曜日に開催する研修会の準備を継続。少しでも分かりやすく学んでいただけるよう、パワーポイントの資料も作成しました。
ここ数日、親鸞聖人のご生涯と本願寺の歴史について改めて学び直す中で、新たな気づきもたくさんありました。「講師を務める者が一番勉強になる」とはよく言ったもので、まさに「プチ安居(あんご)」をした甲斐があったというものです。

明日は法事が3件予定されており、準備の時間はあまり取れません。ほぼ今日でメドが立ったような、あるいは時間切れのような、そんな心境です。

再来月も、もう一度お話しする機会をいただいています。テーマは「他力」について。なかなか奥が深く、このテーマだけで90分もお話しした経験はありません。世間では「人任せ」という意味で使われがちですが、仏教本来の意味は全く異なります。日曜日の研修会が終わったら、少しずつ予習を始めたいと思います。内容は「他力」でも、準備ばかりは「自力」で励むしかありません!

その後は、お盆参りのシミュレーションを行いました。今よりも日程を多く確保し、分散してお勤めしたいと考えているのですが、今年は役員会へ具体的な提案をするまでに至りませんでした。年々暑さが厳しさを増しています。来年に向けて、具体的な計画をご相談できるよう準備を進めるつもりです。

境内の蓮(はす)が、数日中には開花しそうです。明日か、あるいは明後日か。日曜日の研修会に来られるみなさんに、開いたところを見ていただけたら最高なのですが。さて、どうなるでしょうか。


「プチ雨安居」する

本日は朝から雨。午後は激しく降っております。

お釈迦さまの時代、僧侶たちは雨季の間(現在の6月から90日ほど)、建物や洞窟などにこもって瞑想や学びに時間を費やしたといわれており、これを「雨安居(うあんご)」と呼びます。私も本日は部屋にこもり、日曜日の研修会に向けた勉強という名の「プチ雨安居」をして過ごしております。

昼どきに一度、ネコたちのいる古家に戻りました。彼らはよく眠っております。ニュースに目を向けると、朝方に青森を中心とした震度6強の地震が発生したことが報じられていました。被害が拡大しないことを、ただただ願うばかりです。また、週末にかけては台風の動きも心配です。

政治の世界では、比例定数の大幅削減の法案など、第一党に有利な制度改革が狙われているようです。国旗損壊罪法案も非常に心配な法案です。何しろ、国旗を損壊することを罪に問うというのですから。国旗を焼くというのはその国を否定するという意味合いよりも、政府・与党のすることに抗議するという意味あいが強いでしょう。もちろん、焼却するという行為は、どこでもやっていいとは思いませんが、表現の自由を制限する法案であることには違いないでしょう。

スポーツはワールドカップ一色です。日本対スウェーデン戦が明朝に控えています。日本代表はすでに勝ち点4を獲得しているので、決勝トーナメント進出の可能性は高いと見られていますが、明日、勝つか引き分けなら文句なしの進出です。

昼過ぎからは、『西法寺通信』の最終チェックを行いました。
昨日、坊守に確認してもらい数箇所の誤字を訂正したのですが、改めてじっくりと見直してみると、まだいくつか抜けがありました。

午後4時前、「まあ、もういいか」と印刷所へ入稿。
過去2回は、印刷前にミスに気づくことができず、刷り上がった現物を見て、「………」。果たして今回は。仕上がりは週末か、来週の月曜日頃になる予定です。

明日も雨予報です。お盆参りのシミュレーション、ご門徒のみなさまへお送りする文書の作成、そして日曜日の研修会の準備を進める予定です。

「プチ雨安居」は続きます。

ゆかむり班の日

今日は午前中、境内の納骨堂で納骨法要をお勤めしました。施主さんのお住まいから岩井までは車で30分ほどで来れるそうです。しばしの間、ごいっしょに手をあわせました。「これで安心です」と施主さんはおっしゃいます。またいつでもお参りください。

午後は月1回の医療生協の班会です。8人が集まりした。血圧測定、フレイル予防についての資料を読み、フレイル予防体操を30分あまり。身体を動かして、少しおしゃべりして散会です。「来月もまた集まろうで」とGさん。「ここにこさせてもらうのが楽しみだが」とYさん。次回は7/29の予定です。暑い時期になるので、熱中症予防などについて学べる時間になれば。

通信第29号ひとまず完成

午前中は父の通院のお供です。あちこち検査や診察があり、午前8時過ぎから正午前まで。私は待っている最中、日曜の研修会のための資料を読んで時間を過ごしました。ところで、父は今年86才になりましたが、若い女医さんの前では声が大きくなるのは一体なぜなのでしょう。

昼に帰って西法寺通信の作成を続行。ひととおり完成しました。あとは推敲、そして入稿です。3ヶ月に一度の発行、早いもので第29号となりました。4/25の納骨堂説明会のようす、5/31のお寺フェスの紹介とともに、この秋のお寺のスケジュールもあわせて掲載。9月久しぶりのグラウンドゴルフ大会も予定されています。

私が月額利用しているパソコンのソフトは、デザイン素材がたくさんあり、一から考えなくてもいいので、助かります。ただ、西法寺通信やお寺フェス、コンサートのチラシくらいしか使う機会がなくもったいないと常々。秋から冬にかけて、新納骨堂、西法寺を紹介するリーフレットなども作成したいと考えています。完成のあかつきには、みなさんにもHP上で見ていただけるようにしますね。

「仏!」とつぶやく

「西法寺通信」の作成と並行して、来週日曜日に開催される因幡組(いなばそ)の連続研修会に向けた準備を始めました。

演題は「親鸞聖人のご生涯と本願寺の歴史」。90分という時間の中で、いかに分かりやすくお伝えするかが重要となります。幸いにも2年前に同じテーマでお話しした際の資料やパワーポイントが手元にあり、今朝からさっそく見直しを始めました。

しかし、当時の内容を振り返ると言葉足らずな部分があり、資料の推敲に取りかかっています。改めて勉強し直そうと参考文献を机に並べて目を通して始めましたが、「果たして間に合うだろうか」「いや、諦めが肝心か……」と、心の中で葛藤しております。

そんな中、昼前には大工さんと設計士さんがお寺にお越しくださいました。これから納骨堂建設の許可申請のため、役所へ赴いてくださるとのこと。着実に歩みが進んでいることに、ただただ感謝です。

こういうとき、世間では「神!」と崇めるのかもしれませんが、私はお二人の頼もしい後ろ姿を眺めながら、胸の内で静かに「仏!」とつぶやくのでした。

墓石に刻まれた太陽系

午前中は7回忌のお勤めでした。故人様は、長年、魚の行商をなりわいにしていた方です。葬儀のあと、「お母が最後に仕込んだ干物だけえ、住職さん食べて」と冷凍のカレイをいただきました。あれからもう丸6年も経ったのかと。「私がいなくなったら息子はお墓を守ってくれるだろうか」と心配しておられましたが、いまのところその心配は杞憂だったようです。

午後は市内のお墓に納骨法要にうかがいました。墓石に楕円と小さな点のようなものがが刻まれており、何だろうかと。読経が終わり、近づいてじっくり見ると、中心に太陽、その周りに太陽系の星々が刻まれていました。先に亡くなられたご主人は地球物理学の教授を務めていたそうです。それで奥さんが石材店に頼んで刻んでもらったとのことでした。施主であるその娘さんは関西の方でご主人と暮らしていて、ご主人の姓を名乗っておられますが、「私もいつかここに納めてもらいます。主人も『ここに』と希望してるんです。その時は住職さん、お願いします」と。「お二人とはあまり年齢変わりませんよ」と私。

それにしても、宇宙の大きさに比べれば、名字・姓の違いなどごくごく小さな問題です。いっしょに納骨してもなんの不都合もありません。先生、そうですよね。

納骨後、家に戻って日本対チュニジアの後半戦を観戦。日本代表は4対0で勝利。次の対スウェーデン戦が大一番となります。

雨音をBGMに

今日は朝から大雨です。午前中は3回忌のお勤めでした。故人様は、生前、お寺にもよくお参りされていました。もう丸2年も経ったのかと。施主さんは漁師です。いまは底曳漁のオフシーズンです。8月末から次の漁に出かけられます。

あすは市内で納骨のお勤めがあります。ご遺骨をいったんお預かりしていました。昼過ぎ、ご家族が引き取りに。ちょうど日本対チュニジアの時間です。気になるところですが、もちろん仕事優先なのです。昼間は強風が吹く予報のようです。

雨音をBGMに西法寺通信の作成を続行です。先日の「お寺フェス」を写真中心に紹介です。あれからはや3週間です。これで6ページ中、4ページ分までひとまずできました。あと2ページ、明日中の完成をめざします!

西法寺の日々

朝からムッとするような暑さの一日でした。

今日は6時半過ぎにお寺に行って、お勤めの後、西法寺通信第29号作りからスタートです。朝がいちばん集中力を発揮できます。

10時過ぎ、3月に一度ご相談にお越しになった方が再びお参りくださいました。かねてより「お墓じまいをして、自宅から近い当寺の納骨堂へ納めたい」とお話しされていた方です。その後、ご連絡がなかったので少し驚きましたが、本日正式にご遺骨をお預かりすることとなりました。あいにく法事の直前でバタバタしており、その場での納骨はできませんでしたが、近いうちに改めてお越しいただく予定です。

その後、10時半過ぎから法事を1件お勤めいたしました。お参りのみなさまは、70代半ばです。「正信偈」を最初から最後までしっかりと声をそろえて読まれました。お勤めの後、「30分も大きな声を出したので、今日のお昼ご飯は一段と美味しいですね」と冗談を交えつつ、少しお話をさせていただきました。
「親鸞聖人は、ちょうどみなさまと同じくらいの年齢から『和讃』という詩を書き始められました。鎌倉時代の70代といえばかなりの長寿ですが、聖人は90歳まで生きられました。高齢を迎えてなお仏さまの慈悲と智慧に照らされて生きる喜びを詩に表現されたのです。このお姿は、人生100年時代を生きる私たちにとっても、大切なヒントになるのではないでしょうか」

と話しながら思いついたことが。この2年ほど『歎異抄」の輪読会を3カ月に1回のペースで続けてきました。あと1回で終わると思います。次はどうしようかと考えていたのですが、親鸞聖人の「和讃」をごいっしょに読んでいくのがいいかもしれません。

お勤めが終わり、本堂の片付けをしているとムカデがいるではありませんか。袈裟を着ている時は殺生しないことをモットーとしているので、本堂の外にでていただきました。

昼、家に帰って5匹のネコたちに餌をあげて、私も昼食です。

午後2時過ぎ、門徒総代会の役員の方がお見えになりました。7月25日(土)の午後に、西法寺にて鳥取因幡組(そ)の総代会研修会を開催することになりました。当日は「お寺を心の居場所・よりどころに」というテーマでお話しさせていただきます。

これらの合間を縫って、西法寺通信の作成を続行。次号は6ページの予定なので、いつもより作業量が多いのです。7月上旬からお配りできるよう、来週前半の完成を目指して、まさに「ねじり鉢巻」なのです^^;

岩美高校生、来寺する

今日は午前中、納骨堂の建設に携わっていただく大工さんと設計士さんにお越しいただき、顔合わせをしました。堂内の納骨壇は既製品ではなく、一から設計するオリジナルのものを作っていただくことになっています。打ち合わせでは「こういうこともできそうです」とアイデアのご提案もありました。

8月29日(土)の午後には、2回目となる納骨堂説明会を開催する予定です。「当日は建物や納骨壇の模型を用意して、皆さんに具体的なイメージを持っていただけるようにしましょう」「実際に着工してしばらく経った頃に、現地説明会を開くのもいいですね」といった前向きな話が進みました。まだ2か月以上先のことですが、今からとても楽しみです。「お墓を建てるのが楽しみ」と言うと少し奇妙に聞こえるかもしれませんが、完成への期待が膨らんでいます。

一方で、国際情勢の影響も耳にしました。アメリカによるイラン攻撃のあおりを受け、資材が調達できずに工事が中断するといった事態も起きているそうです。業者さんも「振り回されている」と渋い顔でした。

停戦合意は結ばれたものの、いったい何のための攻撃だったのでしょうか。力による支配を狙ったトランプ米大統領でしたが、思うようにはいかず、国内外からの批判が高まる中で最低限の合意を結ぶことになりました。その内容を見てみれば、結局は攻撃前の状態に戻っただけのように思えてなりません。

さて、午後は先週に引き続き、地元の岩美高校の生徒さんたちが来寺されました。「尾崎翠を訪ねて」という授業の一環です。私からも少しお話をし、翠が生まれた部屋などを見学していただきました。

現代の若い世代、高校生に届くメッセージはあるはずです。翠さんを未来に語り継いでいくためにも、引き続き考えていかないといけません。

日本が戦争へと本格的に突き進んでいく時代に、翠さんは筆を折りました。その理由については、病気のため、作品を発表するあてがなかったため、あるいは過去は過去として割り切っていたためなど、さまざまな見方があります。私自身は、「自分の筆は想像の翼を広げるためにあるのであって、戦(いくさ)の世を前にして、沈黙するしかない」という思いが、特に戦時中の翠さんにはあったのではないか。そのように感じるのです。

ハッとする

11時過ぎから、アルゼンチンのメッシ選手の試合をテレビに釘付けになって観ていました。なんと1試合で3得点、圧巻のハットトリックです。今年38歳になるとはとても信じられない大活躍に、ただただ圧倒されました。

すごいものを見させてもらったなあとそのまま昼休みにすることに。昼食を食べながらワールドカップ中継後の番組「みみより!解説」に目をやると、今度はガラリと毛色の違うテーマが流れてきました。アメリカの若者の間で「AIに期待しない」という冷ややかな見方が広がっているというのです。大手企業によるAIを理由にした人員削減が進み、雇用不安が直撃しているのがその理由でした。

問題はそれだけではありません。AIのデータセンターが消費する莫大な電力と水が環境に大きな負荷を与えており、一時建設停止に追い込まれる州もあるそうです。日本でも国会で「データセンターを環境アセスメントの対象にすべきだ」という議論が出たとのニュースで知りました。一つの施設だけで小さな県の年間消費電力量を超えるという事実が指摘されており、「えっ?!」と。

私たちはどうしても、「AIがいかに便利か」というはなやかな側面ばかりに目を奪われがちです。かくゆう私もその一人でした。しかし、AI最先端のアメリカでいま起きている現実を知り、技術の進歩の裏側にある影に、ハッと我に返るような思いがしました。