坊守が先日我が家に来た姪っ子たちのためにカルピスを買ってきたのですが、カルピスと仏教はちょっとした関係があります。有名な話なのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

「涅槃経」というお経には、乳製品の最上級を醍醐味といい、「涅槃経」もそれと同じように最上の教えである、とあります。
醍醐味はサンスクリット語で、sarpir-manda サルピルマンダ。そしてその一つ手前が熟酥味(じゅくそみ)=サルピスです。
カルピスは醍醐味、熟酥味からヒントを得て命名されています。
随分前になりますが、カルピスウォーターがはじめて発売された時、「これがおいしい比率なのか!」と妙に納得したものです(分かる人にしか分からない話ですが)。
人それぞれ醍醐味の比率は違うかもしれませんね。それにしても、今の時代の子供たちも、お中元やお歳暮なんかでカルピスが届くとうれしいんでしょうか。私はカルピスオレンジが好きだったということを書いていて思い出しました。