本日、日本縦断こころ旅は岩美町

妹からラインがあり、「こころ旅に岩井が出てる」。たしかに岩井の風景です。しかもうちのお寺と真近くを火野さん自転車で通過されました。

旧岩井小学校の校舎にも訪れていました。いまは廃墟で、観光名所とは言い難いのですが…。

朝版は15分の短いバージョンです。

NHK BS プレミアムで夜7時からは30分の放送です。

アニメFree!の聖地岩美町にきてくれた観光客の方たちとの出会いもあるみたいです。

みなさん、ぜひご覧ください!

(放送をみて)

秋の岩美町はほんとうにキレイだなと再確認できました。車を停めて海岸を眺めるような心のゆとりをもちたいものだなとも。遠い北海道から岩美町にきてくれて、好きになってくれてありがとう。いつか移住の夢がかなうといいですね。

「宗教2世」をみて

昨日、NHKスペシャル「宗教2世」をみました。宗教2世とは、「特定の信仰をもつ親のもとで、その教えの影響を受けて育った子ども世代」のことです。

番組では旧統一教会、エホバの証人の信者を親にもつ子どもの姿、思いを紹介していました。

こうした新宗教の大きな問題の一つは、入信しのめり込んでいった人たちが、家族にまで影響を広げることだと思います。人格は別のはずなのに、「幸せ」のために家族をも巻き込んでいきます。親のために娘が工面した生活費が全額「先祖解怨(せんぞかいおん)という先祖供養のために寄進され、「生活費がない」と親からいわれた子どもの気持ち…。これが真っ当な宗教の活動といえるでしょうか。

社会と折り合いのつかない活動(寄進の強要、昼夜わかたぬ布教など家族を犠牲にした活動)にのめり込み、子どもたちを深く傷つけていきます。けれど、「大好きな親のやっていることだから理解したい」というのもまた、子どもの心です。

エホバの証人の信者だった女性の方が、子どもに「お母さんは、私を思い通りにしようとしている」と言われて我に帰ったという話をされていました。気がつけて本当によかったと思います。その女性の親は輸血拒否をして病死。そのことを許してしまった自分の中に深いトラウマを抱えて生きてきた姿も映し出されました。

番組では若い統一教会の信者(職員)の姿も。「どうしたら社会と折り合いがつくのか」と、涙していました。脱会した信者の方との対話では、教団を批判する発言に対し、「それは家族の問題では」と話をすり替えようとしていました。現に、今なお被害を拡大させていることを、この若い職員はどのように考えているのでしょうか。その涙は、「わかってくれない」という涙であり、彼女らの親の世代が繰り返してきた反社会的な布教活動への反省ではないようでした。一刻も早い解散命令、宗教法人格の剥奪が必要だと感じました。

伝統的な宗教の中には、カルト被害者に支援の手を差し伸べている方たちがいらっしゃいます。教団として、この宗教2世の抱えている深刻な悩みに何かできることはないのでしょうか。考えさせられました。

きょうはお寺で勉強会

肌寒いなか、ご門徒さんに集まっていただいて勉強会をひらきました。昨年10月の住職入院で延期して以来の開催です。

テーマは「浄土について」

中世から近世、そして現代にいたる死生観の変遷、そして親鸞聖人が書に記されたお浄土についてお話ししました。

今週はター坊の一大事もあり、思うような準備ができませんでしたが、親鸞聖人の『教行信証』を最後まで読み通すことができたのは大きな収穫でした。源信が記した『往生要集』も斜め読みですが一読したことも。地獄の描写がとにかくこわいです。

住職の勉強に付き合っていただいているような時間ですが、来年も引き続き開催したいと思います。

追伸

ター坊は今日はおとなしく過ごしています。そして、エリザベスカラーをときどきなめています。毛繕いできないから、そのつもりになっているのかな。

ター坊の一大事 その3

坊守です。
ター坊は、昨夜動物病院で脚の包帯を巻き直してもらってから、お利口に過ごせています。
それにしても、このたびの手術も入院も、ニンゲンの言葉の分からない猫には恐怖でしかなかったろうと思います。
大きなギブスをつけて、日常生活が無事送れるか、不安はありますが、本人の様子をみながら、工夫して療養させたいと思います。

昨夜は、家に帰り着いてから、
ター坊のサークルの傍に居て、なでたり声をかけたりしていました。ちなみに、ナモ姉ちゃんは、エリザベスカラーやギプスをつけた弟分を怪しんだらしく、しばらく対面して、ハーッと威嚇しました(ええ〜っ?)。

さて本人は、包帯を巻くための鎮静剤がすっかり切れた深夜には、ドライフードを見ると喉を鳴らして喜び、吸い込むような勢いで食べました。ペースト状のおやつやお水も、おさじでペロペロ。
そこから近くにのべていた布団の上に長く寝そべって、あごを私の手にあずけ、ふーう!と大きな息をしてから、小さないびきをかきはじめました。背中をそおっとなでてやると、尻尾の先でパタンパタンとリズムを取り、機嫌良く眠りに入ったようでした。

明るくなる頃には、プウーン、プウーンと、甘え声。消炎鎮痛剤を缶詰のツナといっしょに与えながら「この声がまた聞けるようになって嬉しいなあ」としみじみ思うのでした。

拾った猫1匹のことで、寝ずの番をするほどの大騒ぎになります。よくも我が家に迷い込んでくれたものだとター坊との出会いにも感謝していたくらいですからお許しください。

なお、今回のことでは、あちこちから、お見舞いのおやつが届いています。小さな命を気にかけて下さる存在に感謝です。
ありがとうを言えないター坊に代わりまして御礼申し上げます。

(ひとまず完)

ター坊の一大事 その2

残念ながらター坊の1日は完結しておりません。(午後8時現在)

私は午前中の法事を済ませ、ター坊をひきとるために鳥大へ。先生から薬や、首につけるエリザベスカラーの説明を受け、家路へ。

じっとしていたター坊ですが、家に帰ると、あきらかにトイレに行きたい様子です。しかし、左足がうごかないのでなかなかうまくいきません。だっこしてみたりしましたが、やはりうまくいきません。私のほうは夕方、お通夜のお勤め、あすは葬儀となり、気になりつつも準備のためお寺へ。

どうしてるかなとしばらくして帰ってみると、ター坊はカラーを外し、しかもギプスまで外しているではありませんか。おしっこはトイレに少ししていました。

さすがに焦って鳥大に電話。「すぐに連れて来れませんか?」。そういわれても私は動くに動けません。先生から「かかりつけ医に電話するので、なんとか夕方からの診療時間に連れて行ってください」

急きょ、坊守にSOSして、仕事から帰ってすぐ、連れて行ってもらいました。

今週、とくに仕事がこんでいた坊守もお疲れモードです。10月はのんびり過ごしていた私がター坊と坊守を迎えに行ったほうがいいかなと、夜8時現在市内にやってきました。お腹も空いたのでうどんを食べながら処置の終了を待っています。お医者さんも残業です。申し訳ない。

ター坊の一大事でもあり、私と坊守にとってもかなりの一大事のような気がしてきました。

ナモは再会をよろこんでいるようす

そうそう、昼、帰ってきてすぐにナモがター坊のとろこまでやってきて、身体をなめていました。小さい動物は健気です。

ター坊、どうしたらじっとしてくれるかなー。

そして、夜9時ごろようやく帰宅です。10時過ぎ、目が覚めたター坊にトロリッチに混ぜて薬をあげたところ、気が付かず薬もちゃんと飲んでくれました。

(その3につづく)

ター坊の一大事 その1

今日のブログ、どうか心を落ち着けて読んでください。

朝、鳥取大学動物医療センターへ。

実は月曜日の夕方、ター坊が下駄箱から飛び降りた際、左後ろ足を負傷したのです。

いつものようにナモとおっかけっこしていたようですが、ドスンと降りたター坊が、聞いたことのない鳴き声を発しています。

「痛いよ、痛いよ」と叫んでいるような。左後ろ足を負傷したようで床につくことができません。

びっくりして動物病院に連れて行ったところ、「骨折の疑いがあり、詳しい検査のために鳥大の動物医療センターに行ってください」とのことでした。

ター坊を動物病院から家に連れて帰り、折りたたみ式のケージの中にいれました。じっと痛みをがまんしているようでした。ナモも心配してケージの周りをうろうろ。

火曜日、動物病院から、「木曜日に鳥大に行ってくださいと」の連絡がありました。坊守が、「ター坊の痛みを和らげてあげたい」と動物病院から痛み止めを処方してもらい、そのおかげか、昨日は、「にゃあ、にゃあ」と人間向けの鳴き声をあげていました。

そして今日に至ります。

ター坊は、検査の結果、左足の関節部分を骨折していることがわかりました。どう施術するのか、先生から私と、午前中、仕事を休んだ坊守にていねいな説明があり、そのまま午後、手術となりました。

私は4時過ぎに再度、鳥大にきて、終わるのをまっていたのですが、なかなか終わりません。こういう時は本でも読もうと、日曜の念仏者の集いに向けた勉強です。しかし、頭に入りません…。

そして、夕方6時前、3時間半に及んだター坊の手術は終わりました。先生から、「骨折が複数箇所あり、時間がかかりました」と説明がありました。人間で例えるとター坊は複雑骨折だったと思います。小さな身体でほんとうによくがんばりました。そして、なにより動物のお医者さんに感謝です。

手術後、麻酔から覚めたター坊とご対面。

今日はこのまま一泊。明日退院の予定です。

治癒するか、元通り動けるようになるのかはわかりません。どうなろうとも、我が家のかわいくて、食いしん坊で、陽気なター坊を見守っていきたいと思います。

(明日につづく)

ナモは帰らないター坊を待ってるよう

高齢者の擬似体験をする

町の社会福祉協議会主催の支え合いサポーター養成講座の第3回が、午前中にありました。

今日は、装具もつけて高齢者の擬似体験です。
上半身、そして足首、手首などにおもりをつけ、耳あて、メガネを装着。首からひさに紐を結びます。そうすると身体が前屈みの姿勢をとることを強制されるのです。指にはテープを巻いて、自由に動かせなくします。これで準備完了です。杖をついて歩いたのは初めてのことです。

普段、何気なくやっている動作ーーボタン付きのシャツを着る、お箸を使う、モノをみたり、書いたり、階段の上り下りをしたり、ということを実際にやってみます。

こんな感じです(受講者の方)

体験を終わった受講者の方が、「『なんでできんだ』と怒ったらだめですね」と感想を口にしていました。

お年寄りの世界は、こういうものなのか
他人のことではなくて、自分もこういうふうになるのか

新たな気づきや発見がたくさんありました。


1周忌のおまいり

午後、市内の方が1周忌でお参りでした。
昨年の葬儀の際は、住職入院中のため、前住職につとめてもらいました。

こうして法事でお会いするのは初めてのことです。きょうだい2人できていただきました。

「しんらんさまを歌ったのは数十年ぶり。作曲は古関裕而さんなんですね」
「私の主人は亡くなって27年になります。大阪の主人の実家も浄土真宗ですから、法事の時にうたいました」

「しんらんさま」は時を超えて愛されているとあらためて思います。

メロディーもいいし、歌詞もいいんです。
100歳をこえたご門徒さんがいます。4年ほど前にお見舞いもかねて施設でお話をうかがった際、「毎朝、『そよかぜわたる』を歌います」とおっしゃっていました。

「そよかぜわたる あさのまど
 はたらくてのひら あわせつつ
なむあみだぶつ となえれば
しんらんさまは にこやかに
わたしのとなりに いらっしゃる」

法事で歌を歌うというのはあまりないことなのでしょうか。真宗寺院の大事な特徴なのかもしれませんね。

それにしても本堂はカメムシさんのご聴聞がすごいことになっています。私の五条袈裟にもいつの間にかはりついていました…。

大発生してます( ; ; )

おだやかな秋空です。部屋を出て、郵便局に行こうかなと歩きはじめると、何かの虫が飛んできました。服にへばりついたので、臭いを出されないよう、慎重に指で弾きました。

そう、カメムシです。

昼前に買い物に行こうかとクルマのところまで行くと、やっぱり複数のカメムシが自動車にへばりついていました。写真はやめておきましょう。

お寺の縁にもたくさんいます。山門にもたくさんついています。ご近所さんのカベにも彼らはいます。

数えるのがイヤになるくらい…。

間違いなく今年は大発生です。

杉やヒノキをこのむ彼らですが、今年は実が豊富で都市部でも大発生しているといいます。

田舎ではガムテープが駆除グッズとして売られているんですよ。ちょっと残酷な気がします。

ゾッとするのは、朝のお勤めの際、たくさんのカメムシが畳の上や柱にへばりついているのに出くわす時です。

私は袈裟を着ている時、殺生しないことにしているので、ホウキではいて逃がすことにしていますが、ことしはかなり悩まされそうな予感がします。

田後の海をのぞむ

午前中、四十九日の法事、そのあと田後のお墓で納骨です。施主さんより遅れてお寺を出発しましたが、どこかで追い越したようです。墓地から到着を待っていると小さなお孫さんたちもがんばって歩いていました。

きょうは日中、気温は低いものの、秋らしい晴れ間がひろがりました。アニメ「Free!」の聖地でもある岩美町ですが、田後もその舞台の一つ。集落には観光客の姿もありました。最近はコスプレの人はあまりみかけないですね。

午後は、防寒着を買うために鳥取市内の店舗へ。予報は暖冬ですが、何回かは除雪する機会もあるでしょう。

もう冬のことを考える季節になりました。月日の経つのはあっという間ですね。