雨に映える紫陽花

梅雨らしいといえば、まさにその通りなのでしょう。今日も雨が降り続いています。鐘撞堂(かねつきどう)のそばで咲くガクアジサイも、今がちょうど見頃です。カエルたちが喜んで鳴いています。


朝一番で、お寺のお便り「西法寺通信」を70通郵送しました。大半は鳥取市内宛てですが、遠くは神奈川、東京、千葉にお住まいの方々へもお送りしています。遠く離れた方も、ふるさとを少しでも感じていただければ。

昼前、いつものように「ネコの小径」をくぐって我が古家(ふるや)へ。その左手には、大きな紫陽花が花を咲かせています。

この冬の大雪で大ダメージを受けた我が家の紫陽花ですが、今では茎を力強く伸ばしています。その生命力はすごいものです。今年は剪定(せんてい)をしなかったため、むしろ伸び放題になっている気もしますが、次々と花を咲かせ、6月からは本堂の仏花としても立派に活躍してくれています。

紫陽花は日本が原産です。江戸時代に来日したオランダ人医師のシーボルトがヨーロッパに紹介したところ、「東洋のバラ」と珍重されて一大ブームを巻き起こしたそうです。彼は日本から2,000種類もの草花を本国に持ち帰ったといいます。経済価値のあるものを持ち帰って商売にするというのが、当時の大国(宗主国)の役割だったのでしょう。その後、ヨーロッパで品種改良が進み、4枚のガクの部分が変化して、私たちがよく知る丸く咲く紫陽花が生まれたということです。それがまた、日本へと逆輸入されたそうです。

今、世界中でどれほど多くの人がこの紫陽花を眺めているのでしょうか。目の前の一輪にも、歴史があるのです。

「阿弥陀さんが光って見えたで」

今年も半年が過ぎ、今月は私もまた一つ歳を重ねることになります。

さて、先月29日の月曜日に網代の「なもなもサロン」を開きました。
今回もさまざまな話題で盛り上がりましたが、その中から少し選挙のお話を。

今月12日には町議会議員選挙が予定されており、網代からは2人の方が立候補されます。各陣営のチラシなどが自宅に配られていますが直接、支持を呼びかけることができません。日本の選挙では戸別訪問が禁止されているからです。海外では当たり前の活動が制限されているのは、不自然です。

話は変わって、10月5日には社会福祉協議会のバスをお借りして、日帰り旅行を予定しています。私から「出石(いずし)に行って、お蕎麦を食べるのはどうですか?」と提案したところ、みなさん「行く、行く!」と大賛成。

出石は兵庫県豊岡市にある城下町です。
町のシンボルである「辰鼓楼(しんころう)」や出石城址、そして何と言っても名物の「出石そば」が有名です。一口サイズの小皿に盛られたお蕎麦を、好みの薬味でいただくスタイルで、10月はちょうど新蕎麦の時期にもあたります。今からとても楽しみです。

こうしてブログを書いていると、市内の葬儀会社さんから「次のボランティアはいつですか?」とお電話をいただきました。毎回、食料無料市に、職員のみなさんのご厚意で日用品やアメニティグッズなどを提供していただいており、本当にありがたい限りです。

また、お寺の動きとしては、刷り上がった「西法寺通信」が届きました。
現在、お盆参りのスケジュールを並行して立てており、通信とあわせてみなさんにお知らせする準備を進めています。明日から順次、郵送や手渡しでお届けできそうです。

最後に、サロンでの心温まるエピソードを。
いつも元気いっぱいの網代のKさんが、6月初めに白内障の手術を受けられました。
手術前はかなり目が見えづらく、体調も優れなかったそうなのですが、手術を経てなんと視力が1.2まで回復! 体までラクになられたそうです。

Kさんが「お仏壇に手をあわせたら、阿弥陀さんが今までよりも光って見えたわ」とおっしゃり、サロンは大きな笑いと温かい拍手に包まれました。