坊守です
またまた積もってくれた雪は、わりあい早めに消えつつあります。
朝の6時すぎには、野良猫ダブさんが庭先にやってきました。この頃は堂々としたもので、後ろ足で立って、ガラス戸を前足でたたきます。「朝ごはん、まだ?」と言っていることは、猫語が分からない私のような者にも伝わります。

その後は、本堂のお花を立て直し、
ニンゲン2人も朝ごはんをすませて、買い物に行きました。道の駅で茹でたホタルイカが売ってあり、「 嬉しくなってお昼ご飯用に手に取りました。


帰宅すると、網代のAさんがお寺にいらしていると前坊守から電話が。帰りのバスを待ってらっしゃるというので、急いでクルマをまわし、おうちまでドライブしました。「せっかくの休みなのに悪いこと」と、おっしゃいましたが、こういう時間に幸せを感じるタチなので、お礼を言いたいくらいでした。Aさんは、よそゆきのいい匂いをさせていらしたんですが、美容室からお寺に直行したんだとのことでした。
ホタルイカのペペロンチーノを食べたら、残った柚子の収穫をしました(この間は庭に雪が積もり、柚子の木までたどり着かなかったのです)。長くて鋭い棘に刺された住職の指が血まみれ(きゃー)になったりしましたが、1キロほど採れたので、午後からマーマレードづくりを。柑橘類一般はマーマレードになりますが、柚子には柚子向けのレシピがあるそうで、ゆっくり煮詰めました。

さて、きょうの出来事に共通して感じたことがありました。それは「春」。
12月半ばの大雪いらい、寒さにカラダを縮こませるように過ごしていましたが、少し防御をゆるめてもいいかもしれません。
都会で生活していたころは、季節を忘れて仕事に追われがちでした。いまも仕事には追われていますが(笑)、季節をしっかり体感しながらの日々に変わりました。ことしは、春が来る嬉しさも、ひとしおでしょう。