お寺運営は合議ですすめます

午後、お寺の代表役員4人が集まっての会議でした。新しい生活様式のもとでお寺の法要をどのように持っていくか、これまで支えてくれた役員の方から新しい方への交代などが本日の議題でした。

日常生活の中で「新しい生活様式」を心がけ、新型コロナウイルス感染症をはじめとする各種の感染症の拡大を防ぎ、私自身、そして家族や友人、隣人の命を守ること。お寺としても十分に留意する必要があります。

本堂での法要のようすを集会室でも視聴できるようにすることなど、密にならない工夫も必要ではないかと話し合いました。

会議の後は日常の交流を少し。お茶請けは道の駅で買ったちまきです。鳥取のちまきは団子を笹でくるんだものです。ほのかな笹の香りがアクセントで美味しいですよ。

バジル、ちゃんと育つかな?

坊守です。
住職はお勤めのない土曜日でしたので、私が仕事から戻ってから、牧谷のオトウトの工房に行きました。

おやつの時間集合!!と決めて、姪っ子たちとイモウトも工房に合流。二家族が揃って会うのはずいぶん久しぶりでした。
なるべく出歩かないようにしている間に、季節は確実に春から初夏に向かっていますね。
約束していたバジルの苗を小2の姪に渡し、おやつを食べて、ちいさなピクニック気分になりました。

西法寺農園は、住職の奮闘で雑草が減り、作物がどこにあるか、わかりやすくなりました(!)
ルッコラはフサフサ。ズッキーニもさっそくそれらしい姿を見せ始めました。

葬儀を勤めました

あしたには紅顔ありて ゆうべには白骨となれる身なり。

葬儀の日に拝読する蓮如上人のお手紙には、無常とよばれる厳しい別れが記されています。

ついさっきまでお元気だった方が倒れられて、そのまま亡くなってしまう。そんな厳しく、突然の別れとなったご家族の葬儀でした。

この4月にお宅にうかがったことががあります。その時は、また夏のお盆参りでおじゃましますのでとあいさつをしたものです。

このお宅は、風のよく通るところにあり、熱い盆参りの最中にも風を涼しく感じるひとときでした。

「この家を建てた当時はまわりに家はなく、砂地で、洗濯物を干すと砂だらけになって大変だったんですよ」と昔話を聞くこともありました。

そんなお母さんの思い出をご家族にうかがったところ、「『家族は仲よく』といつもいっていました」とのことでした。

息子さんは漁師さんです。数日前に底引き漁を終えて帰ったばかり。「葬儀も四十九日も百箇日も陸にいるから勤めることができる。お母がええ具合にしてくれたんかもしれん」とおっしゃっていました。

合掌

網代⇆田後を歩く

往復6キロを久しぶりに歩きました。天気は快晴です。正面の砂地が鳥取砂丘です。

網代から歩き始め、

鴨ケ磯の海岸を通過。

野に咲く花も満開です。

城原海岸では漁師さんが素潜り漁の最中のようでした。

田後まで歩いて引き返しました。

ゴールは網代のなだばたさん。ごちそうさまでした。

ひまわりが根付きました

網代の布教所の花壇に植えたひまわりの苗がうまく根付いてくれたようです。

そして、去年咲いて枯れた皇帝ダリアも新たに芽吹いて元気そうです。

布教所の花壇は徹底的に掘り返したのが良かったのか、雑草がほとんどありません。

明日からは隔週の書道教室も再開です。布教所の手入れにも力を入れたいと思います。

花壇のレイアウト(坊守)

相談にはていねいに

畑の草が相当な勢力となってきたので、朝から2ラウンド草刈りをしました。
左が抜いた方、右は・・・。

徹底的に刈りたかったのですが、雨が激しくなってきて断念。里芋を植えているのですが、こんな草に覆われている状態で果たして芽が出て収穫できるのでしょうか???

それにしても草の伸びるスピードの速いこと。

そうこうしているうちに、満中陰法要と仏壇についての相談の電話がありました。先日葬儀をつとめたご遺族の方が、実家の仏壇を初めて詳しく見られ、わからないことがあり電話をくださった様子でした。法名板を入れて保管する仏壇位牌を発見されたとのことで、近々、過去帳の方に記載させていただくことになりました。

ついで1周忌の相談の電話がありました。
昨年7月、大阪で葬儀をつとめました。身寄りの薄かった故人の葬儀を親戚のご夫婦が出してくださり、私とご夫妻3人で葬儀を行いました。1年はあっという間です。1周忌をどうすれば良いだろうかとのご相談でした。ご夫妻は他県の方ですから、まだ県をまたいでの移動は憚られる状況です。条件が合えば来県する、それができなければご命日の朝のお勤めを1周忌として行うこととしました。「それはありがたい。車で行けるようならぜひお参りしたい」とのことでした。

相談を受けたら話をよく聞いて、なるべく丁寧にわかりやすく答えること。わからないことがあればわからないと伝えて、調べてまた連絡する。当たり前のことではありますが、今後とも大事にしたいと思っています。

誹謗について


著名人・タレントさんの意見表明にたいしてインターネット上での誹謗中傷がエスカレートしているように思います。悲しく、嘆かわしいことです。
仏教では「ひぼう」を「ひほう」と読みます。浄土真宗で僧侶になるにあたっては、阿弥陀仏の願いである第十八願を暗記しなければなりません。


設我得仏 十方衆生 至心信楽 欲生我国 乃至十念 若不生者 不取正覚 唯除五逆 誹謗正法

わたしの国(浄土)に生れたいと願い、わずか十回でも念仏して、もし生れることができないようなら、わたしは決してさとりを開きません。ただし、五逆の罪を犯したり、仏の教えを謗るものだけは除かれます。

五逆とは、父、母を殺すこと、聖者を殺すこと、仏の身体を傷つけること、教団の和合を破壊すること、の5つです。


なぜ最後に五逆と仏の教えへの誹謗をのぞくとあるのか。それは罪が重いことを知らせ、ふみとどまらせることで、みなを救うというのが仏の慈悲心であるからです。それを思う時、我が身のありようが問われます。情けないありようが映し出され、これではいけないと気付かされ、生き方を変えるヒントを与えられます。


誹謗が罪深い行為であると気が付かない、誹謗を誹謗だと感じられない方への対応が必要となっています。同時に、いまの社会には仏教の教えが必要とされているのではと思います。

アゲハが羽化しました

我が家の土間でサナギとなったアゲハの幼虫が本日羽化したようで、さっそく庭のツツジの上に飛んでいきました。

花は無心に蝶を招き、蝶は無心に花を尋ぬ。花開くとき蝶来たり。蝶来たる時 花開く。

良寛さんのいう通りです。

いや、まてよと、ツツジにはった蜘蛛の巣を慌てて払うのでした。

ひまわりの苗を網代に

坊守です。
道路で県外車をたくさん見かけるようになりました。遠出したい人が増えてきたかもしれませんが、医療機関ではまだまだ警戒を続けています。

午後、仕事をやっつけて、お勤めを終えた住職と合流し、網代の道場に行ってきました。花壇の手入れが目的です。
わたしが道場に来たのは3週間ぶり。その間、すっかり雑草が片付き、景色が変わっていました。役員のMさんも、知らない間に枝をはらいにわざわざきてくださったそうで、ホントに感謝です。

さて、ことしの花壇の方は、あらかじめ芽を出させておいたヒマワリ15株と皇帝ダリアひと株、そして、グラジオラスの球根を少々、というラインナップにしました。グラジオラス以外は、去年の「二代目」です。

去年のヒマワリは種がたんととれて、あちこちにお裾分けもしたのですが、まだまだまだまだ在庫あり。
皇帝ダリアも、昨年の株の茎を刈って3節ほど土に埋めておいたのが、あたたかくなって芽吹きました(写真)。冬場に茎を切ったときは、ウソー?!こんな茎から再生する?と、半信半疑でしたが…大変な生命力であります。


ザクザクと耕しなおして苗を植え付け。たっぷりお水をやって、後は住職とお天気に任せましょう。
なお、去年は、野生動物に球根を食われて、何も生えなかったスペースで、ご近所のMさんがシュンギクを育てられましたので、シュンギク用のスペースも、さりけなく確保しておきました。

命日のお参りへ

今日は命日の宅参りで田後へ。天気は良いのですが、風が強い。


お宅に伺って「正信偈」を読み、家主さんの亡きお父さんの話に。若き日のお父さんの乗る底曳船が、韓国が一方的に決めた操業禁止海域に侵入したとのことで銃撃に遭ったのだそうです。李承晩ラインという名称は知っていましたが、現実にそのことで被害を受けたという話を聞くのははじめてのことで、驚きました。日韓の間に漁業協定ができるまで、たくさんの日本船が拿捕されてたそうです。
海の操業は平和のルールがあってこそと思わされるお参りでした。
そのあとは、今日の朝、イカを届けてくださったご門徒さんのところへお礼に。ありがたくいただきます。

田後のネコ。大きい。