おかげさまで今年も毎日、お寺のブログが更新できました。ブログの表示数は4万400、訪問してくれた方は9500人でした。田舎の小さなお寺ですから、特別、変わったことがあるわけではありません。日常のことを中心にしつつ、時々、ネコたちの視点もまじえつつ、来年も更新が途切れないようにしたいと思います。
月: 2022年12月
明日は大晦日?!!!
坊守です。
昨日仕事納めしましたので、今日は坊守業の日でした。
といっても大晦日は明日!!(ぎょえー)
鳥取市のJA産直店の開店めがけて走り、お野菜やお肉を買い出し。
無料市で知り合った年金暮らしのAさんの団地が近かったので、カイロの大箱とムートンの敷物をお届け。年金額が低いため、夏も冬も冷暖房無しで過ごしておられます。このところ、雪が降るたび、Aさんがどうしておられるか、気になってしょうがありませんでした。
電話は持っておられないのでいつものようにアポ無しでピンポン。やはり帽子や手袋の重装備でいらっしゃいました。遠慮深い方ですが、両方とも「助かるわぁ」と受け取ってくれてホッ。
「家の中は寒いから、上がってと言わんでおくわね」と、玄関先でおしゃべり。小1時間ほど道草することになりました。
午後からようやくお正月の花の支度を。昨日から坊守友達と花の準備はしてあったので、どりゃあ!と立てるだけだと思いましたが、2時間半かかりました。本堂裏の寒い作業スペースに、ストーブを持ってきたり紅茶を入れてくれたりと住職の応援もありましたので、なんとか完了。

網代の道場の分と本堂、納骨堂と洗面台、ついでに住職部屋の床間までやっつけたら、太い足がさらに太くなったようです。

餅屋さんがお鏡も届けてくださったので、明日朝は網代の道場にひとっ走りしようと思います。
料理はこれからです。
干支(えと)は、えぇっと
昨日から取り掛かっていた、本堂掲示用の年回札は昼前に一応、出来上がりました。
要した時間、約8時間でした。
文字は気に入りませんが、仕方ありません…。
書いては丸めて捨てた紙も多数。
それでもこちらは書き直しができるので、まだ気楽です。
秋にお預かりした過去帳も同時並行で記載中です。
こちらの方は大苦戦しています。
早く取り掛からなかった私が悪いのです…。
江戸時代から続くご門徒さんの過去帳です。
記載するお名前がこれまでの私の経験の中では最も多いこと、書き直しがきかないので、慎重に書かないといけないので時間がかかっているのですが、それだけではありません。
江戸時代から明治の頃まで、おそらく使われていたのでしょうね。こういう暦が。
みなさん、なんと読むかわかりますか?
十干・十二支・干支
暦には十干と十二支を合わせた60通りの表記の仕方があり、古い過去帳には、その表記があります。間違いがないかお寺の江戸時代から続く古い過去帳とつきあわせての作業になり、時間がかかります。
これが一周するから還暦になるということを、「そうだったのか?!」と認識した住職であります(笑)どこかで聞いたことがあったと思いますが、うろおぼえでした。
ちなみに、1969年生まれの私の場合、十干十二支での干支は、己酉(つちのととり)があたるそうです。
と横道にそれてしまいました。年末までに書き上げることを目標にしていますので、明日も続行します。
ター坊の日記
たあちゃです。
おいたんが、おしごとがいそがしいので、ぼくがにっきをします。ほっそいかみに、ふでで、おなまえをいっぱいかいています。あたらしいとしがきたら、おてらにだすそうです。
ぼくは、おてらにはいかんネコなので、いらんかみをおもちゃにできないかなあ、とか、ふでのさきっちょをぱんちしたら、おもしょいかなあ、とかおもっていました。

このまえ、おいたんがぼくとナモちゃとシマおいたんと、オンじいちゃんのおしゃしんがのったかれんだーを、しずおかけんのおとこのこにあげたそうです。そのこは、みっつ、すきなしゃしんをえらんだそうで、おかあちゃんからおいたんに、でんごんがありました。しずおかけんは、ぼくがはしってはしってしても、たどりつけないとおいところだそうです。

そのこがあいにきてくれても、ぼくはおげんかんのピンポンがなったとたん、おうちのすみっこににげこむことにしているので、おかまいできないとおもいます。
おばたんは、あたらしいぶっぶでかえってきました。こわれちゃったまえのぶっぶとおんなじいろで、おんなじかおをしています。おしごとでまいにちまいばんつかうので、こわれないものにのりなさい!と、しんぱいしたおいたんにいわれて、やっとあたらしいのをかったそうです。

お寺のネット環境の改善
今月初旬に地元のケーブル会社にネット環境の改善を相談しました。秋にズームで研修を受けた際、何度も固まるなどして、支障をきたしました。住職が仕事をしている部屋でも、電波が切れてしまうことが時々ありました。
業者さんに今日、作業にきていただきました。庫裡は土壁部分が多くあります。土壁は電波が通りづらいそうです。

LANケーブルを壁の中に通すなどして、玄関を入ったところに出口をつくってもらいました。Wi-Fi無線ルーターを設置すれば1階でも快適なネット環境になるはずです。明日にでも市内の電器店に行ってきます。
寒いなか、ありがとうございました。

除夜の鐘のお知らせ

大晦日、午後11時30分より除夜の鐘をつきます。今年リニューアルした鐘撞堂でのはじめての除夜の鐘です。本堂では甘酒、お菓子など用意しております。年がかわって午前0時より、読経します。
坊守のやり残しランキング
坊守です。
昨日の食料無料市が済んで、2022年は済んだような心持ちですが、あと1週間で除夜の鐘…やり残したことが多すぎて、考えると震えそうです。
しかーし!逃げないでおきましょう。
ありのままのワタシを直視して、目標も立てられず終わる2022年をステップに、新しい年を迎える勇気をふりしぼりたいと思います。
ということで、
「2022年坊守のやり残しランキング」(これを知りたい人が居るだろうか、いやしらない)を発表します。一部で大人気(?)のター坊の写真も併せてどうぞ。

第3位…歯の治療
詰め物がとれて、痛み始めたので、夏に受診しました。治療の回数が多いので、中断には注意だぞ!と思っていたら、9月に職場異動して、環境が変わったとたん、予約が取れず3か月。年が明けたら再開しようと思います。

第2位…新しいクルマの確保。愛車ミドリガメこと緑色のミラジーノが10月に走らなくなりました。世界情勢も影響して、何でも手に入りにくくなっているそうで「納車が早い」ということを重視して、乗るなら何が良いかなあ、などと妄想を楽しむ余地もなく、住職と同じ軽自動車の色違いにしました。
色は緑。ミドリガメ2世は、まだ届きません。

第1位…通信学校の卒業。中央仏教学院の通信部門の学生ですが、2022年は日程調整できず、スクーリングに行けませんでした。卒業を見送り、足踏みしたままで、教科書も1ページも開いていません。
そこで、午前中に家事やおつかいを済ませ、午後から講義を聴き始めました。教科書を見るのも今年度初でした。筆記試験は6つくらいありそうなので、まあまあピンチです。
以上。
大晦日の除夜の鐘でお会いできるみなさんは是非、ふがいないワタシをどやしつけて下さい。

食料無料市を開催しました

市内の立川団地集会室にて今年最後となる食料無料市を開催。約70人の方が利用されました。私は食材の配布係です。若桜町の肉屋さんが提供してくれたスネ肉は、瞬く間になくなりました。季節柄でしょうか、お餅も人気でした。
NPOの活動をされている団地在住の方たちがサポートしてくれたので、スムーズにすすんだと思います。
看護学生の方が8人、ボランティアで参加していました。受付や血圧測定などがんばっていました。ふだんより血圧が高かった方が多かったようです。若い方に親切にされて、うれしくて、ちょっと上がったのかもと医療にうとい住職は想像しております。

スタッフは総勢35人。仏教的にいえば、この方達は布施をされたということです。物が必要な方に届けることを財施といいます。また、だれかのために身体を使うことを身施といいます。クリスマスイブということから考えてみますと、住職がいうのもなんですが、みなさんこそサンタさんなのです。
外はとても寒かったですが、人のこころ、つながりを感じるひとときでありました。
通信の発送作業Day

寺報(西法寺通信)の第15号が完成し、今日は早朝から発送作業です。夕方までかかって160通ほど封筒に詰めました。あした運送業者さんに引き取りにきていただぎす。
今号は2ページ増やして6ページになりました。前住職から「尾崎翠について連載したい」との話があり、4回連載する予定です。

なるべく字数は少なくしてもらって、旅行誌のようなレイアウトにしてみました。
新年号、全体的によくできたんじゃないかなと自画自賛しています(笑)
あしたは無料市です。日曜は法事が2件あります。
引き続き、雪が降らないことを願うばかりです。
雪の予感…。
今日は午前中、地域のよりあいに顔を出し、ライングループを作りました。私以外は70代の方、みなさんスマホ所持者なので大変喜ばれました。電話番号をお互い知ってはいるもののラインが通じていなかった2人の方もめでたく開通し、早速写真を送って楽しんでおられました。講師料(?)として立派な白菜を2株、自家製たくあん、柚子の皮の砂糖菓子などをいただきました。ありがとうございます。白菜とたくあんは、無料市に供出させていただきます。
昼からは葬儀を勤めました。一緒に声を出してくださるご門徒さんがいらっしゃり、とても心強かったです。難しい節回しのところも少し遅れて声を出しておられました。
葬儀が終わり、火葬場へ。強い風と雨。道路の電光掲示板には明日から山間部で70センチ平野部で40センチの積雪と表示されていました。不安がよぎります…。
夕方はお寺でのお勤め(還骨法要)です。帰りがけに、経本と経本のCD、仏事のことがわかる本をご家族に差し上げました。ぜひ、お経のCD、かけてみてください。心が落ち着くと思いますし、お聖教の節回しがきちんと称えられるようになると気持ちがいいですから。
終わって、天気予報を確認したところ、今日の夜から大荒れの天候のようです。岩美町も大雪の緊急情報を発表し、注意を呼びかけています。夕方5時半を過ぎましたが、相変わらず冷たい雨が降っています。「雨は夜更け過ぎに雪へと♪」といったロマンティックな気分には雪国ではなかなかなれませんね。
24日には、食料無料市があります。とんでもない大雪にだけはなりませんように。