お聖教は「異口同音」

今日は、2件の法事がありました。いずれの法事でも、いっしょにお聖教を読んでくださる方がいらっしゃいました。帰りがけに、「私、家で練習しているんですよ」という方も。道理で上手に読まれるわけです。

写真は、親鸞聖人が書かれた『正信念仏偈』の冒頭の部分です。
2行目に、「同音」とあります。ここから一緒に読みましょうということなのですが、実はこれ、「異口同音」なのです。

ある僧侶の方から教えていただきました。「異なる口が、同じ念仏を称えることを異口同音といいます」

言葉というのはなかなか面白いものだなあと感心して聞きました。

ときどき、僧侶の読む1行目から一緒に読まれる方がいらっしゃいます。指摘するのも申し訳ないので、あえていいませんが、できれば「異口同音」でお願いします。

献花のゆくえ

エリザベス女王を追悼するために寄せられたたくさんの献花のゆくえにちょっと感動しました。

王室公園管理団体ロイヤルパークが、花は堆肥化され、王立公園内の植え込みや造園事業に使用されると発表したのです。

現在の葬儀ではたくさんの花が手向けられますが、最後は切り花となり、お棺の中に入れられてご遺体とともに燃やされることが多いです。死を悼み、花をたむけるのは人間らしい感情です。でも、燃やしてしまうのはもったいないような気が以前からしていました。

一部でも、捨てないで循環させることができないものでしょうか。

第14号の寺報作成中

お寺の通信も次号で第14号となります。10月初旬からみなさんに届けるべく、本日朝から作業を開始しました。

午前中3時間、そして午後も3時間ほどを使って4ページ中2ページ分は、とりあえず一回作ってみた、というところまできました。明日は2件の法事、日曜も午前中法事で午後は役員会です。明日は役員会の準備があるので、寺報の残りは日曜の夕方、そして月曜になるでしょうか。なぜいつも作業が遅くなるのか、謎は深まるばかりです。

次の号は2023年の真宗教団カレンダー、本願寺作成の報恩講リーフレットも同封します。先ほどカレンダーを眺めていたのですが、まだ9月ですが、なんだかあっという間に秋は終わってしまうような気持ちになっています。カレンダーというのはそういう効果があるのでしょうか?

ところで、きょうはお彼岸の中日でしたね。お墓参りに行かれた方も多かったでしょう。お墓参りに来られたご門徒さんが、ご本尊にあいさつして帰られました。お寺の境内にお墓をお持ちの方は、ぜひご本尊に手を合わせてください。気持ちが落ち着きますよ。

お彼岸です

昨日に引き続き、お寺の会費の集金のお願いでドライブです。きょうは浦富(うらどめ)、網代、大谷へ。10/8のお寺でのコンサートの参加希望者が3人増えました。

そして、網代を歩いていると、いつものようにネコの姿があちこちで。

あるご門徒さんから、「20年ほど前に亡くなったオヤジが、四国霊場巡りをした際のお札がようけあるですが。ゴミで捨てるのもなんだぁできんけえ」との相談がありました。今度お寺に持ってきていただくことに。昨年も同じような相談がそういえばありました。

お彼岸で、お墓参りに向かう方の姿も見られます。海に生きる方たちはご先祖と仏さん、神さんを大切にしながら厳しい環境でいのちをつないでこられました。私もしばし合掌し、網代をあとにしました。

彼岸花ロード

台風が去って今日は秋らしい陽気です。

お寺の会費の集金のお願いで世話方さんのお宅にうかがっています。途中、コスモスは咲いているかなと岩美町のコスモスロードに行きました。残念、コスモスはつぼみでした。かわりに彼岸花が満開です。

農家の方は稲刈りの真っ最中でした。もうそんな季節なんですね。

葬儀の依頼

お寺に話を聞いてほしいという方がお見えになりました。坊守の知り合いの方です。私が僧侶ということを聞かれたようです。

相談の内容は、「母が亡くなったとき、葬儀をつとめていただけないか」ということでした。事情をよく聞かせていただき、お引き受けすることにしました。

数年前、お父さんの葬儀の際、どうしていいか分からず、知り合いの宗教家の方にきていただいたそうです。今回は頼れる先もなく、私を訪ねてこられました。

私からは、お寺で葬儀もできることも説明し、困ったことがあればなんなりといってくださいとお伝えしました。「檀家にも入れてほしい」とのことでした。「それはありがたいことですが、よく考えてみてください」とお答えしました。

ご近所のご門徒さんから、「わしらぁの若い頃は葬儀会館はなかったけえ、お寺で葬儀をしとったもんが多かったで」と聞いたことがあります。

お寺での葬儀は、阿弥陀さんのお慈悲を身近に感じることができます。多くの場合、会館での葬儀より費用負担は小さくなるはずです。

お寺をもっと活用し、ご家族の意向をふまえた葬送儀礼ができるようにしていきたいと思います。

台風接近

網戸にカマキリがしがみついています。台風をやり過ごすためなのでしょうか。じっとして動こうとしません。彼らはこういうとき、どのようにして危機を回避するのでしょう。

19日午後2時現在。岩美町も風が強くなってきました。時折、ゴーという音がします。雨も降っています。みなさん、気をつけて過ごしましょう。

山陰はひろいのです

台風の影響で、岩美町も風が吹いています。九州を北上し、山陰を東に進む予報で心配です。みなさん十分気をつけて過ごしましょう。

昨日は島根県在住の方が四十九日でお参りでした。鳥取県と島根県は、関東の群馬県、栃木県と並んで、どっちがどっちなのか迷う方が多いのではと思います。みなさんははっきりと分かりますか?

同じ山陰地方でも鳥取県の東端に住む私にとって島根県はかなりの遠方です。10月3日に出雲に行く機会がありますが、行くのは実ははじめてです。

昨日お参りの方は、島根県の東部に位置する松江市にお住まいです。松江から西法寺までは140キロほど。車で約2時間半かかります。

施主さんの娘さんは、松江市で教員をされています。「ずっと松江が勤務地でしたが、益田や浜田の学校にそろそろ異動になるかもと思っています」。地図で確認すると、松江市から益田市は西へ約170キロ。来年もご法事にお参りしたいとお話しでした。仮に西部に異動となれば300キロも運転していただくことになりそう。

山陰は、狭い意味だと、鳥取と島根の両県のこと。意外かもしれませんが、広くとらえると西は山口県北部、東は兵庫県北部、京都府北部までを指します。ちなみにJR山陰本線は京都駅から山口県の下関市の幡生駅まで。日本最長の在来線です。もっとも京都⇆園部駅間は、嵯峨野線という京都らしい愛称で呼ばれています。

台風に備えて

坊守です。

2022年最大のピンチ(わたし比)・怒涛の6日間がやっと終わりです。異動したばかりの先週も忙しかったですが、今週は、その状態に輪をかけて押すな押すなのスケジュールでした。
住職もこの間、門徒さんの御往生が続いて、お勤め続きでしたので、さきほどリビングの椅子にハーっ!と座り込んだところです。わたしはベンチに横になったとたん、15分ほど意識不明になっていました。

それにしても、こちらに進路を向けている台風が心配です。外に置いてある草引きの道具類を玄関に入れ、ついでに陶器の番犬を中に入れたところ、ター坊がかけよって、礼儀正しくご挨拶をするのでした。


涼しくなるにつれ、猫たちの距離は近づいています。先ほどからニンゲンにつられたようにクッションにドサリと横たわったター坊の脇にナモがあがって、2匹揃った(珍しい)姿でグウスカはじめました。

さあ、台風対策の続きに行きましょうか。

彼岸法要からお葬式へ

午前中は秋の彼岸法要でした。住職ふくめ17人のお参りでした。住職の法話が予定より長引いてしまい、申し訳ないことでした。お参りの方から、「因幡組の仏教婦人会で住職さんに話してもらったらいいのに。喜ばれると思うだが」と過分な感想をいただきました。私がどうということより、仏さまのお話には真実があるのでしょう。

こうした法要に、はじめてお参りされた方も。電話で申し込まれたのですが、「何着ていけばいいですか? Tシャツではよくないですよね」とお尋ねでした。今年、お母さんとお別れになり、そのご縁でお参りされたのだと思います。お母さんは晩年まで野菜づくりを生きがいにされていたそうです。はじめてお参りされてどんなことを感じられたでしょうか。

法要が終わり、午後は葬儀でした。昨日からがんばってお参りしてくれていた小さなひ孫さんもちゃんと手を合わせてくれました。故人様は結婚前、教員として働き、農家に嫁いだ以降は農業に従事され、畑で野菜をつくり、JAに出荷していたそうです。とうもろこし、メロンを上手に栽培されていたとうかがいました。

あっという間に9月前半も終わり、明日から三連休です。20日からはお彼岸にもはいります。手を合わせる機会を持つ方も多いでしょう。故人さまをしのぶとともに、自らの生き様を問い直す時間にしたいものですね。