蓮の観察日誌②

境内に、今年も蓮(はす)のカメを4つ、睡蓮(すいれん)のカメを1つ置いています。
数日前、そのうちの1つから、うれしいことに花芽が立ち上がってきました。
6月末には大輪の花を咲かせてくれるのではないでしょうか。
昨年はたくさんの蓮が咲き、境内を彩ってくれました。今年も期待しているところです。

蓮が咲くと、どこからともなくミツバチたちが集まってきます。
懸命に花粉を集め、巣へともち帰る姿は、本当に健気(けなげ)なのです。
そして時には、そのミツバチを目当てにスズメバチがやってくることもあります。

日本には、もともと「自然(じねん)」という言葉がありました。
これは、人間社会をも含めた、ありとあらゆる命の「あるがまま」の姿のこと。
人間の都合や計らいを超えた、大いなる調和の世界を意味します。

一方、私たちが普段使う「自然(しぜん)」とは、人間社会とは切り離された山川草木や動物のこと。いわば、人間と対立する概念です。
これまで人間は、この「自然(しぜん)」をコントロールできると考えてきました。しかし、地球環境の危機が叫ばれる今、いかに共生していくかが大きな課題となっています。

「自然(じねん)」の教えは、浄土真宗の開祖・親鸞聖人や、曹洞宗の開祖・道元禅師も大切にされました。

境内の小さなカメを舞台に繰り広げられる、いのちの営み。
人間の物差しを超えた「自然(じねん)」の世界に、今年も目を向けていきたいと思います。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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