お寺の住職さんは、どなたもそうかもしれません。
今、私は8月のことを考えています。
具体的にはお盆参りのスケジュールです。昨年の資料をパソコンで眺めつつ、シミュレーションを重ね、回る順番を検討し始めたところです。
スマホのカレンダーで管理してもいいのですが、本堂に掛けられた「法語カレンダー」の8月をふとめくってみました。そこにあった言葉に、「いや、その通りだ」と思わず深くうなづいてしまったのです。

「関係ないように見えて、実はみんな、深い関係があるんです」
永六輔さんの言葉です。
これは昨夜のこと。
コンサートの熱気が冷めやらぬまま車で帰る途中、坊守(ぼうもり)と感想を語り合っていたのですが、突然「スマホを忘れた」と言い出しました。すでに夜9時を過ぎており、会場の会館にはもう電話がつながりません。
そして今朝、私のスマホに着信がありました。
コンサート主催者のAさんのもとにスマホが届いていたのです。緊急連絡先になっていた私へ、わざわざお電話をくださいました。すぐに坊守に連絡し、市内まで受け取りに。無事に手元に戻り、お礼を述べて名刺交換をすると、Aさんから思いがけない言葉が返ってきたそうです。
「実は、お寺フェスに行こうと思っていたんですが、仕事で行けなかったんです」
Aさんは、もちろん西法寺のご門徒さんではありません。
ではなぜつながったのか。実は、事前にコンサートの案内でお寺に来られたBさんの、お知りあいだったのです。私はBさんと初めてお会いした際、「お寺フェスでコンサートの宣伝をしてもいいですよ」とお伝えしていました。「落語を聞いてみたかった」というAさんは、Bさんと一緒にお寺フェスへ行く予定を立ててくださっていたようなのです。
ちなみに、Bさんと一緒にお寺に来られたCさんは、普段は芸術作品を作られていて、境内の蓮の手入れをしてくれている方です。CさんとBさんは小・中学校の同級生。この2人が友人同士でなければ、私が今回のコンサートに誘われることもありませんでした。
「関係ないように見えて、実はみんな、深い関係があるんです」
Aさんとも、どこかでお会いすることがあるでしょうか。