今日はかたい話です。
今国会で入管法の改定案が審議されています。新聞報道などでご存知の方もいらっしゃることでしょう。議員の数の上では成立する見込みなのでしょうが、内容は非常に危ういものがあると思います。2年前と同じように廃案になるのが一番良いと思います。
そもそも難民申請をする方というのは、母国に帰れない事情を抱えた方達です。
例えば、32年前に来日したナイジェリア人のエリザベスさんは、女性器切除の被害から逃れた難民です。1回目の難民申請は却下され、いま2回目の難民申請を提出し、現在、審議中です。
日本では難民申請をしても難民として認められるケースはものすごく少ないのが現実です(22年はわずか1.9%)。他国であれば認定されるようなケースでも、日本政府は、ほとんど却下しています。
今回の改正案は、2回申請して却下された人を本国に強制送還することができるようになります。政府の説明文を読みましたが、3回目以降の申請でも、相当の理由がある資料を提出すれば、例外中の例外として送還を停止と書いてありました。つまりほとんど認めないということです。保護すべき外国人を本国に送還してしまえば投獄や死刑になることも考えられます。
送還を拒否した場合は刑事罰を科せられ、刑務所に送られます。刑期が終われば入館施設に収容され、そこでまた退去命令を拒否すれば、刑務所へ。このサイクルを繰り返すことになりかねません。
入館施設において適切な対応をせず死亡したウィシュマさんの事件から、一体何を学んだのでしょうか
浄土教は、生きとしい生けるものがみな輝いていることを私に教えてくれました。
私も、あなたも、国を逃れて助けを求めてきた難民の方も、同じ人間なのです。