「なんちゅうええ歌だ」

午前中、葬儀をお勤めし、控室で着替えをしていると、別の葬儀会社さんから着信がありました。ご門徒さんの別家(本家から分かれた家)にあたる方がご往生され、葬儀のご依頼です。金曜日がお通夜、土曜日が葬儀と決まりました。

昼前に火葬場へ出向くと、3台続けて霊柩車が入ってきました。「多死社会」と言われる現代を、まさに肌で実感するのです。しかし、数字や言葉の裏では、お一人お一人がかけがえのない生涯を閉じられたという重い事実があります。それを悼む人がいてこそ、人は死んでいけるのではないでしょうか。

火葬場での読経を終え、岩井方面に車を走らせていると、強い雨が降ってきました。
午後3時前からは、本堂での還骨(かんこつ)法要です。いつものように、最後は「しんらんさま」の斉唱で締めくくりました。

法要が終わると、お参りされたお一人から「なんちゅうええ歌だ」と感嘆の声が上がり、楽譜をスマホで撮影される方もいらっしゃいました。作曲は古関裕而さん。後世に素晴らしい贈り物をくださいました。

この世の旅の あけくれに
さびしいいのちを なげくとき
なもあみだぶつ となえれば
しんらんさまは よりそって
私の手をとり あゆまれる

何度歌っても胸に迫るものがあります。

不明 のアバター

投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

コメントをどうぞ