夕方、本堂でお通夜をお勤めしました。開式の数分前、お参りされた方のスマホが鳴りました。スピーカーから音がもれてきます。「今お寺に着いた。服は、このままでいいか」。お参りされたみなさんから、「そのままでいいで」の声。本堂に入ってこられたその姿は、仕事先から駆けつけてこられたとわかる作業着です。式が終わり、「どこからこられましたか」とお聞きすると、「西宮からきました。亡くなったのは父親のお姉さんにあたるんです」とおっしゃいます。昨日、息子さんから「甥っ子や姪っ子に優しく、慕われていた」とお聞きしたばかりです。
「お通夜というのは、お別れに間にあわなかった親しい方が、最後のお看取りをさせていただく時間のことを言うんですよ」とお話しすることもありますが、今日はまさにそういうお通夜であったと思います。
合 掌