本日午前、七回忌の法要をお勤めしました。
今でも忘れられない光景があります。
7年前の葬儀の後、お寺参りの際に長男さんが骨壷を抱き、「『しんらんさま』をかけてもらうで」とお父さんに話しかけられたのです。ご往生されたお父さんは、生前よく「しんらんさま」を口ずさみ、「いい歌だ」とおっしゃっていたそうです。
この曲は古関裕而さんが作曲された名曲で、当寺(西法寺)の法事の最後には必ず流しています。
しかし、ほとんどCD化されておらず、本願寺が出版している仏教讃歌のCDにも収録されていません。もっと大切にされてほしい曲ですが、私は今でも古いカセットテープを大切に流し続けています。
昨日の出来事は忘れてしまうこともあるのに、なぜ7年も前のことをこれほど鮮明に覚えているのか。それは、あの日の光景が、私の心(長期記憶)に深く刻まれているからにほかなりません。
今日も法要の最後に、ご家族とともに「しんらんさま」を唄うのでした。