法事でこられたご門徒さんにお礼の葉書を書いて郵便局のポストまでもっていきました。すると局長さんがポストに雑巾掛けをしています。はるかタクラマカン砂漠からやってきた黄砂を落とされているのでしょう。私も早朝、車を拭きました。人間にとっては迷惑ですが、自然とのつながりを感じさせられます。
「いつもご利用ありがとうございます」と局長さん。「お寺はアナログなので、はがきを出すことが多くなりました」と私。「はがきはもらうと嬉しいものですよ」と局長さん。
はがきは感謝の表明であったり、つながりを確認したりという役割がありますよね。
デジタルでのつながり、アナログでのつながり、自然とのつながり。つながりのなかで人は生きているわけですから、対立したり、排除したり、他者をおとしめたり、優劣をつけたりなんて、ほんとうにもったいないことだなと思います。
