仏教に関する実態把握調査

朝から雪です。予報では朝のうちに上がるとの事でしたが、昼になっても降っています。積雪は10センチほどでしょうか。

今日は会計実務をしたり、執務室の掃除をしたり、『宗教のないお葬式』という本を読んだり、考え事をしたりです。雪かきもしないといけないかもしれません。

本願寺が発行する『宗報』をながめていると、「仏教に関する実態把握調査」の概要が紹介されていました。この調査は全日本仏教会と大和証券が共同で行っているものです。

調査は昨年8月に実施。20から79歳までの男女。6192人からの回答です。

以下、調査報告の抜粋です。

「お盆」の状況に関し、これまで「例年、もしくは毎年、節目にはお盆に読経してもらっていた」人の割合は全体の31.4%でしたが、今年は予定を含め20.2%にとどまり、コロナの影響の大きさが窺えます。

注目すべきは「今後の意向」で、「コロナ禍収束にかかわらず、もしくは収束したら読経してもらう」人の割合が、全体の25.8%にとどまったことです。

コロナ禍で所属寺から連絡を受けたのは全体の約36.5%で、そのうち、満足度が高い約53.9%が、はがきや手紙、電話、寺報にて連絡を受け、「心づかいがありがたかった」等の好意的な受け止めをしています。

「お寺と中心となってかかわっている人」への連絡が59.2%である一方、非同居者(子どもや孫と推定)への連絡は21%にとどまっています。次を継ぐ門徒との関係性を構築するためにも、若い世代への連絡は不可欠です。

所属寺がある人のなかで「法要のオンライン予約」は48%が利用する・利用を検討すると回答する一方、「オンラインツールでのお盆、お墓、お彼岸参り」はいずれも2割程度にとどまり、予約はオンラインで、実際の法要は人を介したリアルでの修行を希望していることが想定される。

「コロナ禍において寺院・僧侶はどのような役割を担うべきか」との問いには、「不安な人たちに寄り添う」「コロナ禍収束を祈る」が上位となり、所属寺の有無や仏教への関心の有無にかかわらず、コロナ禍において僧侶への期待は高く表れています。

調査報告は全日本仏教会ホームページ上で公開されています。
http://www.jbf.ne.jp

投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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