坊守です。
おとつい、5月17日午後に永代経法要を本堂で行いました。寺族と役員さん2人の密を避けての実施となりました。

正信偈をあげ、住職が「寝ながらつくった(本人談)」という法話では「阿弥陀さんの教えに感謝し、つないでいこう。それは念仏者の【生き方】を意識して、この社会がよりよくなる方向につとめること」という呼びかけでした。このコロナ禍で、社会のあり方を考える機会がたくさんあります。「永代経法要ってなんだっけ?」という、そもそもも学んだのでありました。
そのあとは、田後へ。
法要前日、仕事に出ている間に、手作りの素敵なマスクをたくさん持ってきてくださった檀家さんがおり(ここにもすでに、誰かのために働こうという方がおられるのです)、お礼かたがた、おさがりのお菓子と、久しぶりに焼いたバナナケーキを届ける目的で。

「たどり着けんで。迷うで」という住職の声を背に、家を出て…路地と路地と路地の中でやっぱり迷いました。スマホのナビゲーションも「徒歩3分」と教えてくれるだけで、地図が出ません。
あちこちの路地に頭を突っ込んでニンゲンをさがし、軒先でくつろいでいた方がいたので助けを乞いました。戻って消火栓を目印にまがりなさい、と教えてくれ、2分も歩かず到着。

お礼に行ったのに、ピンクのカスミソウひと抱えの返り討ちにあってしまいました。

お花は寺の玄関にいけました。ちょうどこの19日で、住職を継いで1年になりますので、華やかに。
1年…右往左往する間にふっとんでいきました。住職の手伝いを少ししたくらいで、やっぱり坊守より「坊守らず」や「坊モレ」の呼び名の方がフィットするのではないか、という感があります。
それでもお寺のことは楽しい。これが、門徒さんがいてくださるおかげであることは、間違いありませんから、みなさんに感謝をささげます。
継職1年おめでとうございます。ご住職の法話、念仏相続のあり方、深く感じ入ります。「前に生まれん者は後を導き、後に生まれん者は前を訪え」、我が身を慚愧しつつ、先人の残した大切なものを守り、時代を逆戻りさせようという動きには敏感にならなければと思いました。
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