今年89歳になられるご門徒のMさん。俳句が趣味で、その材料を探しに先日、お寺の境内を散策されていました。それをもとに句を詠まれたとのことで、今日、網代の習字教室の際に作品を見せていただきました。
大壺に 生かされ蓮も 実を飛ばし
紅葉散る 納骨堂は 安けらし
身に入むや 法の庭とて けもの跡

ウチの境内には、猪がミミズを掘り返した跡があるのです、、、。仏法にふれるお寺も、野生動物にとっては生き物を得るための場所ですから。
『花鳥』という俳句集に掲載されるとのこと。同8月号では巻頭をかざり、句とともにMさんの顔写真とコメントも掲載されました。
岬青し 若葉の風を 胸に留め
網代の風景が目に浮かぶ一句です。