午前中、町内での配り物を終えて、夕飯のおかずでも買おうかと道の駅へ。するとご門徒さんの娘さんも買い物途中でした。「あっ、お寺さん、いいところで。相談したいことがあるんです」とのことでした。内容は書けませんが、こういう悩みを抱えておられたのかと思いました。ずいぶんすっきりされたようで、今度お寺にお参りに来ていただくことになりそうです。
浄土真宗は聴聞を大切にする宗派です。以前にも書いたことがありますが、聴には聴きに行く、という意味が。聞には聞こえて来る、という意味があるそうです。お寺参りすることは聴きに行って聞こえて来ることがある、仏のみ教えを聞かせていただくという意味があります。
私自身はそれと同時に、外に聴きに行って聞こえて来ることも聴聞であると思っています。
さまざまな人生があります。どなたに対しても敬意をもって接すること、もし何か困りごとがあれば、私にできることは私が、できないことはできる方をまた頼りにして。それが縁というものではないでしょうか。