きょうあすは通夜・葬儀です。9月に入ってから3件目です。季節の変わり目とはいえ、常ということはないのだと教えられます。
今日のお通夜はご自宅でとりおこなわれます。通夜をご自宅でということは田舎でも当たり前ではありません。私自身は、お通夜をご自宅でさせていただくのはありがたく思っています。仏間のお仏壇の阿弥陀さんの慈悲をいただきながら式を行えるからです。阿弥陀さんが私たちに語りかけ、願われていることは何なのか、ともに味わう時間をもてるからです。その方が過ごされた時間を少しでも共有できると思うからです。
仏間での式はどうしても正座になりますので、できない方は無理をなされずと声をかけてから始めるようにしています。
通夜・葬儀で読む手製の勤行集を配布し、読める方にはいっしょに読んでいただいています。法話についても、紙にプリントしたものを配布するようにしています。
このようなあり方で果たして良いのだろうかといつも悩みつつなのですが、どんなに力不足であろうとも、厳しい別れに立たされたご家族のことを思いつつ、大きな声で、精一杯つとめさせていただきます。