
浄土真宗本願寺派には全国に組(そ)とよばれる地域ごとの集まりがあります。鳥取県東部は因幡組です。1年のあいだ毎月1回行われる連続研修会という場があります(ことしは残念ながら中止となりました)。きょうは西法寺のご門徒さんで、過去に受講した方に集まっていただいて「つどい」を開きました。はじめての試みです。

私から「念仏者の生き方について」お話ししました。2016年に本願寺の門主となった大谷光淳さんが、継職にあたって話されたのが「念仏者の生き方」です。私自身、そのころは僧侶になるとは思ってもいませんでした。2017年の春、中央仏教学院に入学するにあたってホームページで読み、共感するところ大で、その後もたびたび読み返しています。リンクをクリックすると映像でご覧になれます。
ついで総代の方から西法寺の歴史について話していただきました。シイラ漁のために石見国(現在の島根県。真宗のさかんな地域)のほうから漁の期間きていた方たちのなかから定住した家族があり、漁村ができていったこと、因幡国(現在の鳥取県東部)で城主もつとめていた山名家のなかから出家者がでて、お寺をつくっていったと考えられることなど、地域とお寺の成り立ちについて短い時間でしたが、整理して話していただきました。400年をこえ、今日まで地域とお寺をささえつづけてくださったお一人おひとりに、改めて感謝の思いをいだくひとときでした。
厳しい別れを体験するなかで、また、念仏のなかに生きたご家族の姿に導かれと、お一人おひとりがお寺と関わるきっかけを話されました。貴重なお話しでした。
お昼で終わりとしたので、みなさんにお弁当を持ち帰っていただきました。岩井のおぐらやさんのお弁当、ありがたくいただきました。

「来て良かった」「また開催してほしい」とみなさんにいっていただいたので、時期をみて第2回目を計画したいと思います。田後からご参加の方からは「地域でも話してほしい」との要望もいただきました。ありがたいことです。そのときはよろしくお願いします。
お疲れ様でした。
学ぶたびに、なかなか身につかないことを痛感しますが、痛感しながら生きていけば、少しずつ身についていくかなぁ、とも考えます。
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親鸞聖人も、少しずつとおっしゃってますから、われわれは、ほんの少しずつといったところでしょう。
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