「お墓じまいをいよいよすることになりました」とご門徒さんがお見えになりました。昨年から相談を受けていた方です。
家族の間での合意形成、石材屋さんへの依頼、役場での改装手続き、実際の作業、遺骨の納骨先を決めることなど、お墓じまいには必要です。
納骨先は西法寺の納骨堂です。
「ご先祖さんに悪いような気もするんですが」とおっしゃるので、「長い間守ってこられたんですから。納骨堂を自分の家のお墓だと思ってお参りになってください」とお答えしました。
「そういっていただけると安心です。お花を持ってお参りします」とお話しでした。
お墓を守っている方も、お墓をしまって納骨される方も、ご先祖を大切に思う心にかわりありません。だからこそ、お墓が荒れることを気にされ、納骨堂に遺骨を納める方がいらっしゃるわけです。お寺がある限り納骨堂もつづくのですから安心ということもあります。
そう遠くない時期に当寺院の納骨堂ももう一つ必要になる日がやってくるでしょう。必要な備えを考えないといけません。
