きょうは松江に行ってきました。松江は島根県の県庁所在地です。鳥取島根の位置関係はあいまいになりがちですが、鳥取は東側、島根は西側です。
松江に行ったのは、2019年度山陰教区公聴会という会に出席するためです。
みなさんには?という集まりだと思いますが、本願寺派の事務方の責任者の方、僧侶を養成する部門の責任者の方も参加して現状と課題を報告し、地域の僧侶や坊守、ご門徒さんの代表の方達がそれへの意見を述べるという、いわばキャッチボールのような場でした。毎年開かれているそうです。全国に教区は31あり、10/4まで各地で開催するとのことでした。
私は初参加でした。僧侶をどう養成するか、住職をどうサポートするのか、賦課金のあり方について(本社に納めるお金といえばわかりやすいでしょうか)など報告がありました。どんな課題があり、どう向かっていこうとしているのか本願寺派の方針を聞くよい機会になりました。
最後に責任者の方から、「仏教の言葉が伝わっていない。通じる言葉で教えを語り直す必要がある。私たちは自己変革の必要に迫られている」との力説がありました。
それは本当にその通りだなと思います。
生き生きとした言葉は、テクニックもあるけれど、自分にいかに引き寄せられるか、自分の言葉になっているのかにかかっていると思います。
先日、桂吉弥さんの落語を聴いたせいなのか、「砥いで出てくるのは、塗り重ねたもんだけや」との「ちりとてちん」のフレーズが頭にうかびました。
これはわかる人だけに伝わればよいのですが、会には刺激を受けて帰ってきました。
それにしても松江というところは水が豊かで、いいところですねー。次はぜひ観光で来てみたい。
