夕方、本堂でお通夜のお勤めでした。人のいのちには限りがあります。こうして別れていかなければならない辛さを抱えつつ人は生きています。だからこそ出会えたことは喜びなのでしょう。阿弥陀さまが、ご往生されたご門徒さんを抱き抱えてお浄土へと渡していかれたのかなと思いつつ、「阿弥陀経」を読みました。
前住職とは長いつきあいがあり、数年前からはお寺のコンサートやお寺フェスにお越しいただくように。お寺の納骨堂も利用していただいています。
岩井温泉共同浴場の番台に座っていたご門徒さんに、「お寺にきていただいてありがとうございます」と声をかけたことがあったと今日、坊守から聞きました。「だって楽しいから」と人懐っこい笑顔だったとか。2023年の秋のコンサートの際、市内のスパイスカレー店Aprilさんにキッチンカーを出していただきました。「今日はこれを食べにきたんだ」と美味しそうに池のほとりでカレーを食べていたそうです。そんな姿を思い出したのでしょう。ご門徒さんの顔をみて、「涙が出た」と坊守はいっていました。
ご家族がご存知ないつながりや人の輪がきっとたくさんあったに違いありません。それを再発見をすることがこれからの糧になってくれるはずです。
私自身は、ほんのささやかな交流にとどまり、残念な気持ちが強くあります。ですが、このいただいたごえんを大切にしたいと思います。一昨年、盆参りの際、仏間に所狭しと置いてあった骨董品の数々にびっくりしつつ、少し説明していただいたことを懐かしく思い出しました。
ご苦労さまでした。ありがとうございました。