山上被告と接見した専門家の手記を読む

「月刊住職」3月号に櫻井義秀(北海道大学大学院教授)さんが手記を寄せています。山上徹也氏が、2022年7月6日、安倍晋三元首相を銃撃し、殺害しました。櫻井さんは、この裁判に弁護側証人として参加し、同被告とも接見されました。この1月、奈良地方裁判所において、山上被告に対し、無期懲役の求刑がなされました。被告が控訴したので、控訴審が今後開かれる予定です。

櫻井さんの手記を息をのむように読ませていただきました。
最後にこうつづっておられます。

「控訴審で問われるべき原審の問題は、山上家の人たちが旧統一教会による違法な勧誘と献金によって破産し、児童虐待が生じ、人生の選択肢を失った兄が自死し、彼は兄と家族の敵を討つしかないと思い込み、教団を擁護した最も力のある自民党政治家に発砲したという旧統一教会一連の流れを過小評価した点にあります」

「旧統一教会に対する違法判決や宗教法人の解散命令決定がすでに出されているという判例を全く踏まえず、不遇な生い立ちを矮小化したこと。教団の反社会性がこれほど認識されていながら五十年来の関係を持続させ、選挙活動に利用してきた自民党政治に一言も言及しなかった刑事司法のあり方。日本の国家や司法のあり方をぜひ皆さんで考えていただきたい」

櫻井さんが指摘されている問題にフタをされるようなことはあってはならないと強く思いました。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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