今日、25回忌のお勤めがありました。ご往生されてから丸24年経っての法要です。施主さん夫妻は当時50代です。昨年の盆参りの際に、毎日、仏壇に手をあわせていると教えていただきました。故人さまのお導きがあったことでしょう。そんな記憶もあったので、今日は、こんな言葉を紹介しました。
「私は年をとって外面はいよいよ不細工になってゆくけれども、内面の心根の方は、老いるに従って、少しずつマシになってゆくように思われます。そういうと、人は苦笑されるかもしれませんが、何といわれても、私は若い時より年をとった今が、少しマシになったように感じられます。人間が少しずつでもマシになるということは、ただ事ではありませんが、これもひとえにお念仏のおはたらきです」
教育者で京都女子大学を創設された一人、甲斐和里子さんの言葉です。
「マシ」といってもラーメンの野菜を「マシ」にすることとは違いますよ。お念仏のはたらきで人として「マシになる」のです。「正信偈」を熱心に(おそらく暗記されている)読まれるご夫婦のお姿にふれて、甲斐さんのおっしゃる通りだなと感じました。