エネルギー貧困

坊守です。今夜は車のエアコンをオフにして走りましたが、何ヶ月ぶりでしょう。今年も温暖化を痛感する長い夏が続いています。気候危機の問題には、もともと関心はありましたが、今は、身に迫る脅威に感じています。
昨夜、再生可能エネルギーの普及にとりくんでいる方から「きっと、あなたも興味深く聴けると思う学習会があるわよ」と、勉強会の傍聴にお誘いいただきました。
テーマは、「エネルギー貧困」。初めて触れた概念ですが、確かに興味がわいたので、お邪魔しました。
WEBをつなぐと開催会場は北海道です。若手の研究者が多くて、新鮮でした。

エネルギー貧困とは、生活に必要な冷暖房、照明、調理、給湯などを、経済的な理由で十分に利用できない状態を指します。家計の光熱費支出が所得の10%を超える世帯が「エネルギー貧困」と定義されるとのこと。
岩美の冬の暮らしを振り返ると、該当する世帯は多いんじゃないかと考え考え聴いていました。また、電気代を節約するために冷房を使わず熱中症になった方が救急車で運ばれてきたり、冬場にお家を訪問すると、暖房を使わず布団に入っている、といった話は現場では珍しい話ではありません。
イギリスの研究者が1991年から提唱していたそうですが、日本ではあまり知られていないことも知りました。エネルギーが必要な人に必要なだけ行き渡るかどうかは、人権に関わることだと思いました。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

“エネルギー貧困” への 4 件のフィードバック

      1. 私たちが何もしなければ、きっともっと多くの人が死んでしまうでしょう。ただ、母なる地球が私たちが与えている虐待に対して報復しないことを願うばかりです。 🙄🙄🙄🙄🙄🙄🙄

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