今日は劇団前進座特別公演「花こぶし 親鸞聖人と恵信尼さま」の観劇の日です。

お互いを観音菩薩の生まれ変わりとうやまっておられたお二人です。夫婦としての歩み、そして、念仏者として生き抜かれたお二人の姿に、幾度も胸を打たれました。
国のための仏教から、民のための仏教へ。だからこそ、師である法然聖人は念仏弾圧をうけることに。離れ離れになる場面で称えられた「なんまんだぶ」にぐっと込みあげるものがありました。
流罪先の越後から常陸国へ。なもあみだぶつの教えが広がっていきます。聖人が作ったといわれる田植え歌も。詩は知っていましたが、歌ははじめて聞きました。真宗では有名な山伏弁円との場面も。聖人は、「善人なをもて往生をとぐ いわんや悪人をや」と、庶民を救うことこそが仏の願いではないかと説き、殺意をもってやってきた弁円は泣き崩れます。その後、弁円は念仏者となるのです。
親鸞聖人は90歳でご往生されます。
「救いを求める人たちのためにまた帰ってくる」とのセリフがありました。実際にそうであるからこそ浄土真宗は今日までつづいてこれたのです。そして、その聖人と共に生きた恵信尼さんの存在の大きさということもあらためて感じました。
ご門徒さんも芝居を堪能されたようで、「よかったー」「よくわかる話でした」とみなさん大喜び。こうした演劇をはじめて観賞された方も少なくなかったようです。
公演が終わり、恵信尼役の浜名実貴さんと記念撮影。

演者のみなさん、スタッフのみなさん、素晴らしい時間をありがとうございました!
ご観劇、そしてご感想をありがとうございます。ご門徒さん達にお芝居が届いたご様子、ホッといたしました。皆さんを連れてきて下さって心より感謝申し上げます。お参りの時にでも、沢山お話ししてください。今後とも宜しくお願いいたします。おフジさんより。江林智施・釋瑠光
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ホームページを見てくださってありがとうございます。若い頃に「母」を大阪で観劇したことがあります。本当に久しぶりの前進座の公演、これからはちょくちょく観劇したいと思います。
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