明日、あさって葬儀となりました。昨日の夜遅くにご家族から連絡をいただき、朝、臨終のお勤めにうかがいました。
「阿弥陀経」をあげ、故人さまの生前の人となりを教えていただきました。大正生まれで戦争体験者、建具師として長年働かれたこと、若い頃の趣味は走ることで、晩年も体調管理につとめておられたことなど、3人の娘さんから思い出話がさまざま。勉強机はお父さんの手づくりだったそうです。キレイに雪をかいてご近所さんからおどろかれたり、古新聞を全くズレがないほど束ねたりと、きっちりとした職人気質の方だったそうです。
戦後直後のご結婚ですから、お互い、顔もほとんど知らぬままのスタートです。
「父が唯一、甘えられたのは母だったかも」「母は私たちに、『自分が選んだ人と結婚しなさい』といってました」「こんなこと話してたら、父が怒るかも」
明日の通夜の後は、お父さんと枕を共にされます。葬儀の前夜のことを、「大夜」ともいいます。もともとは近親者が集まり夜を通してつきそうことを意味しました。ごきょうだいには語りあうことがたくさんあるのかもしれません。
寺に帰って、ご法名は何がいいかとあれこれ考えて、職人さんらしい漢字を加えさせていただくことにしました。
合掌