坊守です。
報恩講から1週間…しか経ってないの?!と思うくらい、俗世でのあれこれがたてこんでいますが、今日は半ドン。お供えのお餅の残りを切って、冷凍庫に入れる時間はできました。

さて、きょうは、前住職夫妻との会話で思い出した話題を。
長生きしたい、ということは多くの人が持つ願いだと思います。しかも、元気で長生き、ということです。
「健康づくり学会」という集まりが今年、医療生協で持たれました。生協では組合員が3人集まれば「班」を作ることができ、定期的に集まり(班会)を持てます。この学会では、こうした集まりに出ることは、健康にプラスになるんじゃないか?ということを検証する報告がされました。自治体にも協力を受けて何十万人分ものデータに基づいた研究です。
すると、いくつか分かりました。ひとつは、定期的に参加する場を持つ高齢者は、介護サービスのお世話になる確率が下がる、ということ。
さらに、そうした集まりの中で、役割(班長やお世話係など)を担う人は、単に参加しているだけの人たちより、介護サービスのお世話になる確率が下がっていたのです。
男性に限ってみると、月に1、2回でも笑う機会がある人たちの方が認知症になったり死亡するリスクが低くなっていました。
なお、この「集まりの場」は、健康に無関係でも良いそうです。これが重要。その理屈で捉えるならば、網代の道場を会場に始めた「なもなもサロン」も、季節季節にお寺でおこなわせてもらう法要も、お掃除でさえも「元気で長生き」につながるじゃないか!イエイ!!
であります。
西法寺でも、やってもらおうかな、班会。

そうですか。そんなデータがあるなら、日頃から感じていることが本当なんですね。
家の中で籠ってしまうことなく、できるだけ他の人たちと関わりを持とうと、あらためて思いました。
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「通いの場」という表現をされていましたが、人が集まるところに出る、だとか、役割を持つ、だとか、大事だと思いました
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