ター坊の一大事 その3

坊守です。
ター坊は、昨夜動物病院で脚の包帯を巻き直してもらってから、お利口に過ごせています。
それにしても、このたびの手術も入院も、ニンゲンの言葉の分からない猫には恐怖でしかなかったろうと思います。
大きなギブスをつけて、日常生活が無事送れるか、不安はありますが、本人の様子をみながら、工夫して療養させたいと思います。

昨夜は、家に帰り着いてから、
ター坊のサークルの傍に居て、なでたり声をかけたりしていました。ちなみに、ナモ姉ちゃんは、エリザベスカラーやギプスをつけた弟分を怪しんだらしく、しばらく対面して、ハーッと威嚇しました(ええ〜っ?)。

さて本人は、包帯を巻くための鎮静剤がすっかり切れた深夜には、ドライフードを見ると喉を鳴らして喜び、吸い込むような勢いで食べました。ペースト状のおやつやお水も、おさじでペロペロ。
そこから近くにのべていた布団の上に長く寝そべって、あごを私の手にあずけ、ふーう!と大きな息をしてから、小さないびきをかきはじめました。背中をそおっとなでてやると、尻尾の先でパタンパタンとリズムを取り、機嫌良く眠りに入ったようでした。

明るくなる頃には、プウーン、プウーンと、甘え声。消炎鎮痛剤を缶詰のツナといっしょに与えながら「この声がまた聞けるようになって嬉しいなあ」としみじみ思うのでした。

拾った猫1匹のことで、寝ずの番をするほどの大騒ぎになります。よくも我が家に迷い込んでくれたものだとター坊との出会いにも感謝していたくらいですからお許しください。

なお、今回のことでは、あちこちから、お見舞いのおやつが届いています。小さな命を気にかけて下さる存在に感謝です。
ありがとうを言えないター坊に代わりまして御礼申し上げます。

(ひとまず完)

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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