ジョージ・ソロス氏らアメリカの最富裕層の方たちが書簡を発表し、大統領候補宛に送ったそうです。その内容は富裕層への増税。10年間で321兆円!と巨額ですが、「少しの富裕税」と書簡にはあるそうです。
税収は、「もっとも恵まれた者から得るべき」とも。
それを財源に気候変動への対策や奨学金返済の救済に充てるよう求めています。
大富豪の方たちの提案に感心するとともに、この社会ではここまでの経済格差がついてしまうことに改めて衝撃を受けました。
持てば持つことで悩み、なければないことで悩むというのが人のありようと経典にはあります。
独占するよりもシェアすることの方が、ほんとうは心地よいのかもしれません。
ムスリムの大事な行いの中に「喜捨(ザカート)」というのがあるそうです。貧しいもの、弱い者に対しこれを助けるのは、神から与えれられた義務とされています。富める者は己の力で稼いだのではなく神により与えられた富みだから、それは人のために使わなければならないと。そういえば仏教にも檀波羅蜜の財施というのがありますよね。
儲けるだけ儲けて、あとは何とでもなれという風潮は考え直さないといけませんね。ましてや富裕層に応分の負担を求めることを「馬鹿げた政策」などと揶揄する政治家はやめてほしいです。お寺で坐禅までして何を学んだんでしょうかね。
いいねいいね: 1人