午前中、市内の葬儀会館で今月2件目の葬儀でした。岩美町内からはいちばん遠いところにある会場で、車で40分近くかかります。雪も溶け、スムーズに運転することができホッとします。故人さまは長く農業、主に果物の栽培とコメづくりをされていました。東京に住んでいた頃は、毎年の秋、故人さまから送っていただく二十世紀梨を職場の仲間と食べていたものです。「こういう仕事は山あり谷ありです。自然相手の仕事は年々大変になっています。こんなに大変だと最初から分かっていたら、嫁いでこなかったかもしれません」と奥さんからそのご苦労のいったんを聞かせていただきました。故人さまと前住職は顔馴染みで、「お父さんは、お盆参りのとき、長い時間、主人としゃべってましたよ」とこれも奥さんから教えていただきました。
お寺に帰ってからの還骨法要では、自宅の果樹園で実った「新雪」と「王秋」を前にお供えしてのお勤めです。常温で追熟させると甘みが増し、長期保存も可能で、春頃まで食べることができるとのことでした。なもなもサロンや、医療生協の班会でみなさんにお裾分けしたいと思います。
故人さまのご法名は果樹園、樹園を思い浮かべて「園」を加えました。「阿弥陀経」の冒頭に、「祇樹給孤独園」(ぎじゅきっこどくおん)とあります。お釈迦さまが説法された祇園は樹園なのです。「仏教にも縁のある言葉なんです」と昨日のお通夜の際にお話しさせていただきました。葬儀会館の方から、「私も配っていただいた紙を1枚、いただきました。ご法名の意味がよくわかりました」と。奥さんからは、「いい法名をつけていただいて、本人も喜んでいると思います」と声をかけていただきました。
長い間、お世話になりました。ありがとうございました。