アメリカのトランプ政権が南米ベネズエラに軍事攻撃を行い、大統領と妻を拘束し、アメリカに連行しました。トランプ大統領の記者会見を動画で見たり、新聞で読みました。「アメリカ・ファースト」とは一体どういうことなのかを見せつけられたようです。「独裁者は去った」と得意顔。法ではなく、「自分こそが正義」であるという強烈な自我です。
石油資源豊かなベネズエラを「運営する」として、従わない場合は再攻撃するとおどし、メキシコやコロンビアなどへの攻撃さえ公言しています。アメリカ大陸を直接支配するつもりのようです。ビジネス感覚というのか、経済的な野心をむき出しにしているように見えます。早速、石油関連株が上昇しているようです。
この事態はどう進展していくのでしょうか。これで終わらせ、収拾に向かわせることができるのか、それとも、第二、第三と続いていく序曲に過ぎないのか。意のままに世界を牛耳れると勘違いしている裸の王様に、アメリカの人々が、世界の人々がどう対峙するかにかかっていると思います。
仏教をひらいたブッダは数々の教えを遺してくださいました。
中でも、この言葉が、今突き刺さります。
「真実によって虚言の人にうち勝て」
『ブッダの言葉』(中村元訳、新潮社新書)より
他国の人を害してはならない、領土を勝手に犯してはならない。
人類が痛苦の歴史から学んだ「真実」は、今、国際的な「法」となっています。
私たちは、真実によって、虚言に打ち勝つことができるのでしょうか。