網代修正会にて

昨日の午前中、網代道場にて新年のお勤め・修正会(しゅしょうえ)がありました。岩井と違って雪が積もっていません。浜の強風は雪を吹き飛ばしてしまうのです。
厳しい寒さの中、私含めて15人がお参りして、おごそか、かつ、にぎやかな時間を過ごしました。
「正信偈」のお勤め、私から親鸞聖人の和讃を1つ紹介、そのあとは茶話会です。
子ども、孫とお正月を過ごした方たちの話題がひとしきり。
「子どもらあが、私らあが死んだら誰が喪主をするんだと話すんですが」とRさん。正月早々、なぜそんな話になるのかと笑っておられましたが、みなさんが集合したお部屋の中心に阿弥陀さまがいらっしゃるからではないかと私は思います。どうでしょうRさん。

こんな話題も。「夢に亡くなった人が出てくるですが」とIさん。「私は会いたい人がいるのに、全然出てこんで」とMさん。「好きだった人や、好きだといってくれた人がよく出てくるで」とHさん。みなさんはどんな夢を見ますか?


道場は網代の集落の奥まったところにあり、何段かの階段もあります。遠い方だと歩いて10分近くはかかるでしょうか。みなで集まり、30分ほど声を出してお聖教を読み、1時間ほどお茶を飲みつつ、わいわいと語りあう。お寺の集まりは、健康によいことばかりなのです。

いちばん若輩は私で、最高齢のYさんは92歳を迎えられると思います。そのYさんは、道場に上がってこられるとき、「住職さん、お招きいただいたので、上がってきました」とおっしゃいました。お招きといっても、みなさんに「お参りください」という案内をしただけです。それでも、そんなふうにいってくださるYさんなのです。朝、お仏壇に手をあわせてから上がってきてくださったのでしょう。今年85歳を迎える健脚のKさんが、Yさんに寄り添って一緒に帰っていく姿を運転席から見ました。何気ないことかもしれないけれど、グッときました。ここに集まったご門徒さん同士は「朋(とも)」なのです。

そうそう、お供えの鏡餅は、近所のKさんにお預けしました。アラレとなってみなさんにふるまっていただく日もいずれやってくるかなと楽しみにしています。
さらにIさんから、「使ってないのを持ってきたけえ、送ってあげて」と集音器をいただきました。ありがとうございます。早速、和歌山のカボ母さんに送らせていただきます。

岩井は大雪で、しかも一昨日の雪かきの最中に軽いぎっくり腰となり、前屈みになって歩かざるを得なかったのですが、みなさんの姿にふれて、腰が伸びたように思います。



 網代のみなさん、今年もどうかよろしくお願いします。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

“網代修正会にて” への 1 件のフィードバック

  1. なんと尊い集まりでしょう!

    寒い中、痛い足で段々を上りお詣りされるのです!

    住職さんは、胸が熱くなったように書かれてましたが、ホントに私も読んでいて、共感しました!

    皆さんの心の有り様の高いことをつくづく感じます!

    そして、Iさん、ありがとうございます☺️送ってくれるのを楽しみにしています。

    住職さんは、雪かきで痛めた腰が、早くなおりますように❗まだまだ雪は、どんどん降るでしょうから~~どうぞ気をつけて下さいませ(⌒‐⌒)

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