この数日かけて西法寺通信第27号をご門徒さんに届ける作業にあたりました。郵送分も今日か明日にはお手元に届くものと思います。
日中、米をつくっているご門徒さんのところに届けに。この秋に60キロのお米をいただきました。うち30キロを先日の無料市に提供したので、あらためてお礼も兼ねてです。
集落でコメを作る主力は80歳をこえており、あとを任せられる70際以下の方が少ないこと、子や孫がいても米作りが受け継がれず、どうなっていくのかと心配されていました。ご自身も「あと何回作れるだろうか」とこぼしておられました。
農水省が11月に発表した報告によると、農業を主な仕事とする「基幹的農業従事者」が、この5年で25%も減少したそうです。それもそのはず。中山間地を車で走っていると、以前は田んぼだったと思われるところが、草原化しているところが目につくようになってますので。
米の値段の高さということに私たちの関心はありますが、担い手がいなくなるということは、さらに深刻な問題なのではないでしょうか。
「小さい頃から学校で農作業を教えて、農業にふれてもらうことを考えないといけませんで。誰も作る人がおらんようになりますで」
ご門徒さんは、そうおっしゃっていました。