午前中、鳥取市内の公営団地の集会室を会場に、食料無料市を開きました。
そのほか、この間、つながっている市内の方たちへの食材のお届けも。
無料市は年間3回、開催していますが、今年は初参加です。
開始前から集会室の前に行列ができるほど。私は最後までいられなかったので詳しくはわかりませんが、60名ほど利用されたのではないかと思います。きょうだい2人、手をつないできてくれた子どもも。知らない大人の中、緊張していたと思います。小さな手に袋をもって帰っていきました。
「ポストにお知らせが入っていたので、初めてきました」「こんなにたくさんいただいて、嬉しい」という女性の方。市内の葬儀会社の方からいただいた毛布とタオルを差し上げました。大きな荷物になったので、部屋まで私が持ちました。出身は中国で日本人の夫と結婚し、その後、離婚。日本人として生活されています。お子さんは都会で働いているそうです。物価が高く、生活を切り詰めている事、腰を痛めて仕事ができない状況にあることなど話しておられました。私がお寺の住職をしていると伝えるとびっくりしておられました。「困ったことがあったら電話ください」とお伝えして別れました。

私自身、お寺にいるだけでは聞こえてこない声、見えないことに出会う場がこの食料無料市という機会です。ほんのささやかではありますが「慈悲の実践」として参加しています。
次回は4月を予定しています。