楽しくみているNHKの朝ドラ「ばけばけ」ですが、今週はいよいよ怪談が登場です。トキがヘブンに話す最初の話として「とっとりのふとん」が選ばれました。小さな頃、聞いたことのあるお話です。明日の放送でトキの口から、貧しい兄弟の悲しい物語が語られることでしょう。
怪談は江戸時代に生まれた娯楽・文化です。非業の死を遂げた人が亡くなった後、幽霊となって現世に現れるという物語が多いのでしょうか。人が仏ではなく、幽霊になって化けて出る。これは、現世での楽しみが増え、仏の世界が後退した江戸時代の特徴でもあると記された著書を以前読んで、なるほどそう見方もあるのかと思ったものです。
明日は、トキが話す「とっとりのふとん」をじっくりと聞かせていただきましょう。