数日、冬らしい天候が続きましたが、積もるほどの積雪もなく、助かりました。
この数日は報恩講のお礼ハガキづくりと届け、日曜の責任役員会の準備、来年の年回法要の確認などにあててきました。年回法要の案内は来週初めにはできそうです。西法寺通信も来週、一気に作成する計画です。本堂に掲示する年回札は年末になるでしょうか。
お世話になっている大工さんにお寺に来ていただいて来年の境内の整備計画について相談も。県内外で活躍されている大変忙しい方なのですが、この数年のあいだ、古屋の2回の改修、お寺の鐘撞堂の修繕、本堂のエアコン設置、そして女性の方から「おしゃれですねー」と声が上がる洗面台の設置などさまざま力を貸してくださっています。責任役員会、そして13日の役員会で境内の整備計画についての相談をするので、その事前の打ちあわせです。
今年ごえんがあって葬儀をつとめさせていただいたご家族から、「仏壇を買い求めたい」との電話がありました。日々、手をあわせる生活をはじめられるということです。そこまでお考えとは思っていなかったので、うれしさと共に、ちょっとびっくりもしました。今月中にお寺に来ていただいてお話をうかがうことになりました。
永代法要をご希望されている県外の方からも連絡をいただいて日程が決まりました。
「冠婚葬祭」という言葉があります。「祭」は法事のことです。5年ほど前、「チコちゃんに叱られる」を見ていて教えてもらいました。人は、「葬」で終わりではないということです。
日々、仏前で手をあわせることも、それがなかなか難しくて永代法要を希望される方も、年回法要にお参りいただくご門徒さんも、その思いは、いのちをつないできてくれた亡き方への感謝なのです。
来年1月は、障害を持って生まれた私のおばさんの13回忌でもありました。ふだんは施設で暮らし、休みの時だけお寺に帰って来られていました。おばあさんが本当に可愛がっていたことを思い出します。施設の職員さんの親身なケアを受け63年の生涯をまっとうされました。亡くなられた時は、まさか私が法事をおつとめするようになるとは考えもしませんでした。当時は僧侶ではありませんでしたから。「葬」で終わりではなく、「祭」の機会を与えてくださったおばさんに感謝なのです。