坊守です。
今日は午後から中四国エリアの看護介護職の症例検討会を傍聴。ケアの仕事は、国が決める診療報酬、介護報酬に対応する必要に迫られ、患者さん利用者さんとの時間が奪われるような見直しが続いています。それでも一生懸命ふんばる彼女、彼らに尊敬を感じる時間でした。
初の女性首相が誕生したと期待する方々もあるかもしれませんが、この間の報道でみる限り、ケアに肩入れするどころか、鉄の女を見習ってバッサバサ切る気配すらあり、このところの気温低下ばりに、お寒い心持ちです(以上、医療関係者の個人的つぶやきでした)。
さてそれで、夕方に勉強会がすんでから、職場エリアの地域猫の会に差し入れに。
鳥取駅近くの繁華街、弥生町と私の職場がある末広温泉町には野良猫たちの姿が結構みられます。
飲食店から出た食べ物などをもらいながら、まちの片隅で生き、生まれた子猫たちは交通事故などで命を落とすことがよくありました。
「地域猫活動でもするか?」と猫飼い仲間の同僚と話していた矢先、昨年だったか、商店街に地域猫の会ができたというお知らせが張り出されました。猫たちの繁殖を止めるためのTNR活動と、餌やりと清掃にとりくんでおられます。
地元の大学生たちも、その支援に、定期的に来てくれているようです。
ありがたい、と思っていただけが変わったのが、去年の夏。暑い中、職場の駐車場の脇に長時間立っている女の子がいました。気になると放っておけない坊守なので(苦笑)「待ち合わせなら、ビルに入って涼しいところに居ていいよ」と、声をかけました。すると彼女は、少し離れたところを指差しました。空き家の前に、猫の捕獲器があり、野良猫が入るのを見守っていたのでした。
それ以来、時々キャットフードや鰹節を差し入れしています。弥生町に職場のある女性が、ほんとうに少人数で活動されていることが分かりました。
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地域に小さなスペースを確保したいけれど、とにかく家賃が高すぎて難航していることや、仲間を増やしたいと思っておられることなどを今日うかがいました。
鳥取に来るまで、猫を飼うなんて思ってもみなかった私ですが、生活を共にするようになると、こんなに気持ちの交流ができて、マイペースで、愛すべき存在を、その辺の石ころのようには扱えない、と思うのです。
さあ、できることを考えてみましょう。