午後、お寺の役員会を開きました。新しく役員を引き受けてくれた50代前半の方も初参加していただきました。現役世代の加入は心強いことです。
会議では、今後の境内の整備計画について、11月末の親鸞聖人のご命日にちなんだ法要、報恩講へのお参りをどう増やすのかなど、提案し意見交換しました。報恩講のお誘いにチラシを作成しようと思っていますが、それとあわせて、「一緒にお参りしましょう」という実際の声かけを今年は頑張ってみようと決意しています。
「歎異抄」輪読会は6人で、第14条、15条を読み、感想をだしあいました。第14条は、「罪を消し去るために懸命に念仏をすれば、罪が消えてお浄土にうまれることができる」という考えを批判します。その前の第13条は、「悪いことを重ねても仏が救ってくださる」、「いいことをしてこそ仏が救ってくださる」という両方を取り上げ、批判しています。読み進めていくと、つくづく人の心の内面に迫ってくる書物だと思います。
「歎異抄」という書物は、「本願を信じて念仏を申さば仏になる」という教えです。同じ親鸞聖人の教えに出会ったもの同士の中に生まれた、そこから外れた異議を唯円は歎き、悲しみつつ取り上げていきます。
このペースだとあと1年はかかるでしょうか。年に数回の輪読会ですが、終了したら、もう一回、最初から読んでいこうかなと思うほど、声に出して読む、感想を交流しあうというのは貴重な時間なのでした。