コメを作っているご門徒さんから、新米60キロをいただきました。「食料無料市に」ということです。
コメの価格は近所のスーパーでは税込で5キロ税込4500円前後ですから、約5万4000円に相当する寄付をいただいたということになります。年末に予定されている次回の無料市でありがたく使わせていただきます。

町内でも稲刈りのシーズンを迎え、今日もコンバインが稼働しているようすを見かけました。
政府はこの2年間でコメが60万トン足りなかったことが昨年来の米価高騰の原因であることを認めました。60万トンと言われてもピンとこないのですが、コメの収穫量の第一位は新潟県で約62万トンなのだそうです。鳥取県の収穫量は約6万トンです。
お茶碗一膳あたりのコメは約65gです。60万トンは6000億g。国民一人当たりにすると約80杯分足りなかったことになります。1日2回コメを食べるとして40日分にも。我が家も昨年はコメのない時期がしばらくありました。
町内のコメ農家Yさんはよく、「住職さん、5年後には作る人がおらんようになりますで」といわれます。生産者の大半が70歳以上なのですから、増産は簡単ではないでしょう。米づくりに挑戦してくれる方たちをどのように確保するのか。過疎・雇用・食料・温暖化対策と多岐に渡った重要な政策課題なのではと思います。自民党の総裁選挙では話題になるのでしょうか? 野党はどういう政策を提示するのでしょうか?