今日はこの3月3日のお話の続きです。
昨日、ご門徒さんがお寺にお土産を持って来られました。故人さまの実家、長崎のお寺での納骨が終わり、ごあいさつに来られたのです。建築関係の仕事をされているだけあって、お寺の写真なども撮っておられ、「柱は鉄筋でしたで。中は木造。立派な本堂でした。小高いところにあって下に墓地や駐車場がありましたで」などと説明していただきました。
故人さまのご遺骨は、先月、親戚の方が引き取りに来られたそうです。そのお世話もご門徒さんが率先してなされたそうです。ご門徒さんが長崎まで出向いて親戚の方を訪ね歩かなければ、どこでどういう生活をされ、亡くなられたのか、みなさん知ることもなかったでしょう。
納骨式が無事に終了し、親戚の方々からずいぶんと礼をいわれたとおっしゃっていました。感心しつつ、お話を聞かせていただきました。
「Iさん、本当によくされました。ご苦労様でした」
「住職さん、最後までやらんと気が済まんですが」
お供えでいただいた長崎のお土産は、網代のサロンのみなさんにお裾分けさせていただきます。