テンプル食堂

鳥取市鹿野町のお寺で、コロナ禍のなか、本堂で食事支援、子ども食堂をはじめたお話を興味深くききました。講師は石川県小松市にある本光寺の八幡真衣さん。5年前からとりくむ「テンプル食堂」です。とにかく集まれる場を作りたいと、近所の八百屋さんに食材提供をお願いしたり、走り回って開催にこぎつけたそうです。

第1回目は、予想をはるかに超える80人が集まり、足りない分は急きょ購入にお母さんが走ったほど。回を重ねるごとにご門徒さんの間にもスタッフとして参加する方がひろがり、現在は月一回、100人ほどが集まるそうです。シングルマザーをはじめ、悩みを抱えている人たちが集まり、一緒に時間を過ごそうと思い、はじめたとのことでした。また、能登半島地震の被災者の皆さんへ当初から支援物資の搬送、食糧・食事支援にとりくみ、いまも継続されています。

活動はさまざまに広がりをみせ、スタッフの自動車整備士さんは、希望する方のタイヤ交換を引き受けて、その分の収益を子ども食堂に寄付しているそうです。また、被災地での支援を知った地元スーパーから食材の提供も。

「非当事者だからできることがある。お寺だからできることがある」

八幡さんの活動が、さまざまなご縁をつないでいるようすが生き生きと伝わってきました。

活動の詳細はこちらのインタビューを参照してください。

https://tarikihongwan.net/category1/souryo/29638.html/2/

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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