今日は午前中、7回忌の法事でした。葬儀は2019年7月5日、大阪でありました。町内出身の方で、実家は、引っ越す前、西法寺のご門徒さんでした。
一人暮らしをされていた故人さまは生前、親せきの方(Aさん)に葬儀の依頼をされていたのです。Aさんは、京都府にお住まいです。日常的なつきあいはなかったそうですが、この願いを快く引き受けられました。それで、私のところに連絡があり、大阪にうかがったのです。
ご夫婦と私、3人で葬儀を勤め、火葬場で収骨しました。葬儀に至るまでのいきさつをお聞きして、胸をうたれたこと、いまでもよく覚えています。もし引き受けられなかったら無縁仏として合葬されていたかもしれません。
あれから丸6年がたちました。こうして7回忌にお参りしていただいて感謝しかありません。Aさんは、「おばさん、お母さんと楽しく過ごしておられますか。なんまんだぶ」と手をあわせておられました。
次は13回忌です。「その頃まで元気であればお参りしたい」とのことでした。
Aさんには、人の何たるかを教えていただきました。私自身、法務とは何なのか、深く考えさせられた葬儀であり、そして今日なのです。
Aさんご夫婦、遠路、ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。
私もお二人に学んで精進します。